俺盗賊退治
女の子が盗賊?に襲われていた
これは今すぐ助けないと!
と、いきたい所だがまずは様子見だな
盗賊の数は5人、この位置からじゃ何を言っているか分からないな、よしっ!耳の影を先行させて、そこを通して聴くか!耳だけなら気づかれないだろうし、何かの影に紛れ込ませたらバレないな!
「んじゃあ早速”影分離:影耳"……よしっ!ちゃんと聴こえるな」
『ったく!逃げてんじゃねーよ!せっかく奴隷にしたんだからよぉ』
『いやっ!あなたたちが私を奴隷にしたくせに!弟をかえしてよ!』
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ふむふむなるほど、家族ごと襲われ両親は死に、女の子を奴隷に、弟はその姉のやる気を出すために幽閉されてると
俺の考えが正しければ、弟はもう死んでるな
「ちっ!胸糞悪い。はぁとりあえず相手の力量を見るか、”影分離:影目”……これで鑑定!」
ゲウリ・ラージ 30才 盗賊
武器:鉄の剣・ナイフ
防具:鉄の胸当て
能力:土操作
魔法:火魔法
スキル:投物
盗賊のリーダーはこんなもんだ、なかなか強いが他の4人は革の防具や刃が欠けた剣などだ、魔法やスキルもなく、能力はまだ開花していない。
この世界では、生まれつき能力を持っているが、特訓しないと使えない。俺は特別だ。能力にも属性があり、魔法と同じで7属性+無属性だ。能力は魔力を使わないためいくらでも使えるが、能力が増えることはない。無属性はそのなかでも弱いとされている。例外はいるが、特に俺とか。
「ここから攻撃すれば倒せるか?やってみるか……”シャドウウェポン:シャドウアロー”」
影で矢を5本作りそれを一斉に放った!
矢は遠隔操作され盗賊の頭目掛けて吹っ飛んだ
「ちっ!4人しか殺れなかったか」
「誰だ!俺の邪魔をしたのは!?」
そう言ってこっちにナイフを投げてきた
危なっ!まさかバレているとは思ってなかった
「ここからは、剣で勝負だ!」
そう言って腰の剣を取り物陰から飛び出した
「ちっ!”灼熱の火よ我敵を撃たんファイヤーボール"」
「まっ、魔法、やばっ!"シャドウウェポン:シャドウシールド"」
ガンッ
「あつっ!…いきなり魔法撃つか!?」
「ちっ!防いだか、お前何者だ?」
「通りすがりの冒険者だ」
「ふんっ!まぁいいお前を潰すまでた!」
「やれるものならやってみろ!」
「"ロックゴーレム"いけっ!アイツを潰せ!」
「おっ!ゴーレムか手強いな、ならこっちは"影沼"!これでゴーレムは動けない!」
「ほぉ、ゴーレムが動かないな…ならば"ロックハンマー""ロックボール"」
上と前から攻撃かよっ!これじゃあシャドウシールドは使えないな、なんたって面積が足りない。さてどうするか?まぁ避けるしかないか
「よっと!危ね!」
「やはりこっちに避けたか」
避けた方には、ゲウリが剣を振りかぶっていた
やばっ!剣で弾こうとしても間に合わない!
「"シャドウウェポン:影剣"」
影剣を相手の剣の前に生成し、ギリギリ防げた
影剣を解除し
「危ねっ!でもこんなに近ければ!"影縛り"」
「なっ!なにっ!」
影がゲウリを縛り身動き出来なくなった
「これで終わりだ!」
ザシュッ
鉄の剣がゲウリの首を切った
これで盗賊退治は終了した