俺ランクD昇格試験
初めて依頼をしてから1週間がたった。
相変わらずロウガ・ウルフの討伐しかやっていない。一回につき30体位狩ってくるから今じゃ俺はみんなから狼キラーだの言われている。まぁロウガ・ウルフのおかげで新しい技も出来たからいいけど。
そして今俺は、ギルドにいる、理由は
「Dランク昇格依頼ですか?」
「そうです、Eランクモンスターのロウガ・ウルフも楽勝なのでDランクになっても言いかと思いまして、どうですか?」
「分かりました、やります」
「それでは、こちらの依頼です」
商人の護衛 ランクD
商人をとなり街のセーフスまで送り届ける!
報酬:大銀貨1枚
期限:なし
「護衛ですね、分かりました」
「それでは、明日の朝、1回目の鐘がなったら門に来てください」
1回目の鐘は朝の6時だ。それから3時間おきに鐘がなる
「分かりました」
翌日
俺は鐘がなる少し前に門へ来ていた
「あなたが今回護衛してくれる冒険者ですか?」
「そうです、今回護衛をさせていただく冒険者のセイヤ・カゲノです。よろしくお願いします」
「私は、商人のアレン・トータルです。こちらこそよろしくお願いします」
「それでは、馬車へ移動しましょうか」
「そうですね、行きましょう」
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「それでは、モンスターが出るまでくつろいでいてください。馬車の運転は彼に任せますから」
「はっ、お任せ下さい」
「ありがとうございます」
それから1時間位して
「カゲノ様!前方にモンスターが現れました」
「分かりました。今向かいます」
「馬車を止めますので後はお願いします!」
「いえ、馬車は止めなくて良いです、すぐに終わらせます」
「何をするつもりですか?」
「まぁ見ててください、"シャドウウェポン:シャドウアロー"!」
シャドウアローは影で弓矢を作っただけの物だ。素人の俺が弓矢を扱える訳がないが、素材は自分の影なので遠隔操作が出来るため百発百中だ
後50m位のところで矢を射た………その矢は、ゴブリン?の額に吸い込まれるように当たった、ゴブリンが動かなくなったのを遠目に確認してからゴブリンの額の矢を遠隔操作しアイテムボックスの中に入れた
セイヤ・カゲノ 17才 異世界冒険者
武器:鉄の剣
シャドウアロー
防具:革の防具
能力:影操作(レベル1)<82%>
魔法:なし
スキル:属性寄付率上昇
称号:狼殺し・狼の天敵・狼キラー・百発百中
もうそろそろレベルアップだな、次は何か能力が増えるかな?
「すごいですねカゲノ様!あんな離れた所からゴブリンの額を難なく射るなんて!」
「あぁ、ありがとうございます、とりあえず急ぎましょう」
「す、すいません!興奮してしまって!……はぁそうですね、急ぎましょう」
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そこからは、危なげなくセーフスにたどり着けた
「今回はありがとうございました!また何かあった時はお願いします」
「分かりました、ではまた」
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はぁ行きは馬車なのに帰りは歩きとか最悪だ
まぁこれも帰るまでが依頼だから頑張るか!
「いっ、いやっ!だ誰か!助けて!」
「ん?」
女の子が盗賊?に襲われていた
これは助けないと!