俺街にたどり着く
異世界転生2日目、目を覚ますとそこはッ!
まだ、森だった。
「こういうのラノベなら、可愛い女の子に助けてもらったりするものじゃないの?はぁ、まだ森かぁもう飽きたよ!」
「早くこの森から抜けないとないけないな。そうしないと、餓死するのも時間の問題だな。………よしっ今日も歩くか!!」
そう言い歩こうとすると
「痛っ!?なんだ?あー昨日のワーウルフの一撃が、痣になってるのか。うわぁー痛そう!これは、何本かいってるな。なんとかならないか?」
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「あっ!そうだ、影を張り付けたらどうにかなるかな?やってみるか!」
「おぉー、影を張り付けると、骨の位置も固定できて動きやすくなったな!本当に便利!!早くレベルアップしないか?確かワーウルフを回収したから%が上がっているかなぁー」
セイヤ・カゲノ 17才 異世界放浪者
武器:なし
防具:なし
能力:影操作(レベル1)<31%>
魔法:なし
スキル:なし
加護:魔法習得補正(初級魔法のみ)
言語理解
鑑定
称号:狼殺し
「おぉー増えてる増えてる♪でも、何で30%増えてるんだ?それに今までなかった称号ってのも増えてるな。称号で”狼殺し”って二匹しか倒してないのにこれだったら、みんな狼殺しだろ!」
30%も上がったのは、やっぱりランクの違いか?EとBじゃえられる経験値がちがうのか?まぁこれは、今後調べていこう。
「いつまでも突っ立ってないで、歩きながら考えるか」
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「おいっ!そこのお前止まれ!」
「ん?人の声?」
前方を見てみると、鎧を着た男が槍をこちらにつき出していた
「やっと人に会えた!良かった!」
「そこのお前、なぜ"試練の森"から出てきた!」
「しれんのもり?それってこの森の事?」
「そうだ!なぜそこから出てきた!」
これは、疑われているな。無難に答えるか
「実は、旅をしていたらこの森に入ってしまい、二日間飲まず食わずでずっと歩いて来ました。何か食べ物はありませんか?」
「そうかそれは大変だったな。この詰所に入りな!飯を食わしてやるよっ」
「ありがとうございます。おかげで助かります」
あっ!そうだ、鑑定してみよう
アルゴ・サンジェ 32才 門番
武器:ランス
防具:鉄の鎧
能力:火操作
魔法:風魔法
スキル:三振突き
この人能力や魔法も使えるんだ。炎操作って俺の影操作と同じなのかな?
「早く入れ!」
「あっはい!」
そのまま詰所に入って、水とパンをもらい、アルゴさんに、この街やいろいろな情報を聞いた。
まずこの街は、リンシャルといってこの街の領主の娘の名前をそのままつけたらしい。ここの領主は親バカなのか?
次に能力は、階級があり、火.水.風.土.属性が中級能力で、雷.光.闇.属性が上級能力で、それ以外が、つまり無属性が初級能力となっている。あー俺無属性で初級能力かよ!影操作便利なのに!いったい他の能力はどれだけヤバイんだよ!
魔法は、詠唱と魔法陣で、詠唱はそのまま、呪文を魔力を込めながら読んで魔法を発動させるもので、魔法陣もどこにでも魔法陣を書いて、魔力を込めれば、発動できる。魔法陣の方が簡単だと思われがちだか、書くのに時間がかかり実戦には向いていく、好んで使う人はいない。詠唱は、まぁ実戦向きで使いやすい。
スキルは、いろいろな経験を積んでいけばえられりようだ。
「あの?この街って冒険者ギルドありますか?」
「ん、あーあるぞ!登録するのか?」
「はい!そうしようと思います」
「そうか、ギルドは、街の中央にあるから、真っ直ぐいけばいい。頑張れよっ!」
「はいっ!ありがとうございました!」
こうして無事に異世界初の街にたどり着いた。