俺身ぐるみ剥がされる
さっきのメタボ鍛冶+装備屋を後にして、新しい鍛冶屋を探している。
(ついてきてるな……)
さっきのメタボ屋を後にしてからずっとつけらるている。
まぁ大方メタボ店員?店長?が俺のドラゴンマント目当てによこしたんだろう。
バカですねぇー、人の実力も知らずに今度は実力行使ですか……。
「さて、どうやってまくか……それともヤるか?…………とりあえず何か食べながら考えるか」
時刻にするとちょうど12時頃だ。お昼を食べるにはいい時間だろう。
と、言うわけで近くにあった食堂みたいな所へ入っていった。
◇◆◇◆◇
◆◇◆◇◆
1時間ほどゆっくりしてから食堂をでた。
因みに昼食は焼き魚定食だった。大変美味しくいただきました!
「はぁ……まだついてきてるな」
結局1時間経ってもストーカーはいなくならない。(セイヤにストーカーがつくわけがないだろ!)
「仕方がない。路地裏辺りに入って出てきたら返り討ちにするか」
もうセイヤはめんどくさくなっているんで作戦?が適当だ。
「んじゃあ路地裏に行きますかぁ」
目についた路地裏に行く道に入って少し進む。
「ちょっと兄ちゃん待ちなッ!」
大柄の男が取り巻きを何人か連れてきた。顔をニヤニヤさせながら話しかけてくる。
「何ですか?」
「あり金と身ぐるみを置いていきな!そしたら見逃してやるよ」
チンピラの真似か本当にチンピラなのか分からないな。そこまでして俺のマントが欲しいかねぇ。
まぁただのチンピラの可能性もあるか。
「は、はい。分かりました」
とりあえずここは乗っておこう。
大男の言うことを聞き、服を脱いでいく。
そして、男たちの前に投げる。
大男と取り巻きはニヤニヤしながら呟いてる。
「こんなにすんなりいくとは思いませんでしたね!」
「まったくだ。こんな楽な仕事で金貨1枚とは儲けもんだな」
「そうすっね!にしてもアイツは男としてダメですね」
あらあら勝手に言ってくれるねぇ。まぁいい。それより仕事ってことはやっぱりあのメタボの仕業か。
「止めなさい!!」
急に後ろから声がし、振り返えると15才くらいの黒髪の少女が立っていた。
「あ?なんだお前?」
「そんな盗賊のような真似はやめなさい!この人が可哀想でしょう!」
あぁ、助けに来てくれたのね。でも、危ないだろう。それとパンイチの姿を見ないでほしい。
「こっちだって仕事でやってんだ!女は黙ってろ!ねぇお頭」
「あぁ。まぁお前が俺らとついて来るなら考えてやってもいいぞ」
うわぁ……下品な笑みを浮かべてやがる。どうせ連れていった後の事を考えてるんだろ。
「分かったわ。ついて行けばいいんでしょう」
「ひひっ……分かればいいんだよ」
はぁめんどくさ……。
「待った」
少女が男たちの方へ行くのを手でおさえる。
「何よ?私が行かないとあなたがひどいめに……」
「大丈夫だよ……【シャドウコスチューム:アサシン】」
さすがにパンイチではやりあいたくない。
「?……お前俺達とやり合うのか?」
チンピラと少女も急に服が現れた事を不思議に思っている。
「あぁ、殺り合おうぜ!!
総合評価よろしくお願いします!!