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無属性の天下統一  作者:
魔族大陸生活編
113/130

俺レベッカの家へ!

「はぁはぁ…………お前の家は何処だ?」

「こっちよ!」

「了解!急ごう!」

「そうね!」


 俺達は今レベッカの家へ向かって走っている。

 何故走っているかというと……

 時は少し遡る。


 ◆◇◆◇◆


「薬が出来たわよ!」


 (やっとですかッ!)


「ホントッ!?良かった……これでお母さんが助かるわ」


 レベッカの目に涙がたまっている。

 やっと治せる薬が出来たんだ、嬉しくないはずがないよな。


「良かったなレベッカ……」

「セイヤ……うん!ありがとう!」


 目にたまっていた涙をながす。でもその顔はとびきりの笑顔だった。


「…………」


 (こんな笑顔も出来るんだな……)


 レベッカの笑顔に見惚れるセイヤ。それを見つめるレベッカ。

 なかなかいい雰囲気だ。

 

 と、そこへマユが話しかけてきた。


「あのねぇ、いい雰囲気のところ悪いんだけど話を聞いてくれるかしら?」

「べ、別にいい雰囲気じゃないわよッ!」


 レベッカが焦ったように早口で喋る。対象的にセイヤは冷静に答える。


「そうですよ。俺が勝手にレベッカの笑顔に見惚れてただけですよ」

「み、見惚れるってそんなぁ…………な、何言ってんのよ!からかわないでよ!」

「あらあら~二人とも仲がいいわねぇ♪でも、今は私の話を聞いてね」


 マユはからかう口調から急に真面目な口調にする。


 (ん?何か大事な話があるようだな)


「どうかしたの?」


 レベッカもその事に気付き、マユに尋ねた。


「えぇ。私はゴブリン病の薬を作ったことがないのよ。だからこの薬がホントに効くのか分からないの」


 レベッカの笑顔にヒビがはいる。


「え?それじゃあお母さんはどうなるの?」

「分からないわ。薬の効果が解ればいいんだけど」


 (二人とも顔が不安に塗りつぶされているな。ここは俺が何とかしますか!)


「ちょっとその薬を貸してくれますか?」

「?……えぇ、良いわよ」

「ありがとうございます。(【鑑定】!)



  対ゴブリン病ポーション 薬

 ゴブリン病の特効薬。

  13:21



 (ゴブリン病の特効薬で間違いなさそうだな。でも、13:21ってなんだ?21が20.19.18とさがっているな…………ん?これって時間じゃないか?でも、何の時間だ?この時間に鑑定をしてみるか……【鑑定】)



  12:55

 薬使用可能時間



 (へぇ~薬使用可能時間かぁ…………ってヤバいじゃん!あと13分きってるし!)


「ヤバい!急いでこれをレベッカのお母さんに飲ませるぞ!」

「え?でもその薬は……」

「この薬は正真正銘ゴブリン病の薬だ!でも薬の効果時間があと13分をきっているんだ!急いでくれ!」

「わ、分かったわ!」


 マユが何で分かるのっていう顔をしていたが無視だ!今は早く薬飲ませないと!


 ◆◇◆◇◆


「ここよ!」

「着いたか!」


 レベッカの家に着いた。



 残り時間5分32秒……






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