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無属性の天下統一  作者:
魔族大陸生活編
112/130

俺薬の完成待ってまーす!

 マユが薬を作りに行ってから30分が経過しました。


「なあレベッカ、俺達いつまで待つんだ?」

「さぁ?……でもまだまだかかるんじゃないかしら」


 (やっぱりそえだよなぁ……)


 ん?


 レベッカがチラチラ見ながらモジモジしてるな。

 

 (このチラモジなシーンも何回目だよ!もう見飽きそうだよ)


「と、ところでさぁ、セイヤは何でマユに敬語を使ってるの?も、もしかしてタイプだったり?」


 (タイプ?タイプねぇ……って、タイプ!?)


「はぁ!?何でそうなるんだよ!」

「だって私達には敬語とか使ってないのにマユには敬語を使ってるから……」


 (いやいや、俺だって敬語は結構つかってるでし!…………そう言えばレベッカの前では敬語をほとんどの使ってなかったかもな)


「俺だって初対面の人や目上の人には敬語を使うぞ」

「え?私は?」

「いやお前は……別にいいかなって思ってさ」


 レベッカがちょっと怒りだした。


「別にってなによ!別にってッ!」

「おい、レベッカ落ち着けって!ここで暴れたらこの小屋が壊れるぞ!」

「小屋……どうせマユの店だから心配してるんでしょ!」


 (何でこんなに怒られるの!?)


「違う!マユさんのとかじゃなくて人様の物だから壊したらダメだろ!」

「都合の良いことばっかり言ってもどうせマユのためなんでしょ!?」

「何でそうなる!?」


 (何で俺が浮気がバレた夫みたいに言葉責めにあわないといけないんだよ!?)


「どうせ私のことなんてどうでもいいんでしょ!」

「何でそうなる?(ホントはどうでもいいけど)どうでもよくなんかないよ」

「嘘つかないでよ。どうせ私には敬語を使う価値なんてないわよ……」


 (心底めんどくせぇー!)


「なぁレベッカ、敬語を使わないってことはそれだけ親しいってことなんだぞ」

「え?親しい?」


 (よし、乗ってきたな)


「あぁ親しいからこそ何の気遣いもなくものを言えるんだ。だから俺はレベッカには敬語を使わない。レベッカも俺には敬語を使わない」

「親しい……そうね。ごめんなさい。さっきのことは忘れて」


 (よし!乗りきったぞ!!)


「あぁ、忘れることにするよ」

「ありがとう」


 今度はニヤニヤしている。


 所々小声で『親しい、親しい……エヘヘ♪』とか聞こえてくる。どんどんダメに行ってないですかレベッカさん!


「はぁ…………まだかねぇ」


 レベッカと話してかれこれ1時間は経った。

 薬を作るだけでこんなに時間がかかるかね。


 バタンッ!!


「薬が出来たわよ!」


 (やっとですかッ!)








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