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無属性の天下統一  作者:
魔族大陸生活編
107/130

俺達帰還中

「うぉぉぉおお!!」


 俺は今、アリスとレベッカを乗せた人力車をもうスピードで引っ張っている。別に自分で引かなくても操れるが運動のため、自分で引いている。

 あ、因みにさっきの雄叫びは、俺頑張ってますよアピールです。


「わぁ!早い早い!!もっともっと!」

「りょ~か~い!【魔導武装マジックアーマー:落雷ナルカミ】!それっ!」


 セイヤは青い雷を体に纏い、先程よりも速度を出して人力車を引いていく。

 所々というより、前方にほぼ木しかない森を、なぎ倒し、回収しながら進んでいく。


「も、もう…これ以上スピード上げないでよぉ~」


 セイヤもさすがにレベッカを気のどくに思えてきた。


 (今日1日でレベッカの寿命は何歳縮んだか……もしかしたら病気の母親よりも早く逝くんじゃないか?……俺も少しは反省した方がいいな)


「これ以上スピード上げないから少し我慢してくれ!」

「は、早く終わらしてよぉ!」

「(それ矛盾してね!?スピード出さずに早くするのは無理だろ!)わ、分かった…」


 (それに行きはもっと速かったんですけど……)


 そんな事を思いながら木をなぎ倒していくと、空から鳥のモンスターがセイヤに向かって降下してきた。


「セイヤ危ないッ!!【鏡反射リフレクトミラー】!」

「ウギャッ!?」


 アリスは鳥のモンスターとセイヤの間に、鳥のモンスターの2倍はある鏡を生成した。

 鳥のモンスターは吸い込まれるように鏡に"入っていき"、倍のスピードで来た方向に飛んでいった。


「さっきの技は……俺の反射障壁にそっくりだな…」


 (無論鏡の中に入るようなことは無いが、倍になって反射されるのはそっくりだ)


「なぁアリス、この技どこかで見たことないか?【影術式:反射障壁】……どうだ?」


 セイヤは反射障壁をを出してアリスに見せた。


「これは……」


 アリスが反射障壁に触ると、ばちっ!っと、弾かれてしまった。


「やっぱり!これは前に私が作った魔法だよ。さっきのミラーリフレクトよりは一段下だけどー!」

「やっぱり劣化版だったかぁ……なぁアリス、俺でも使えるか?」

「え~と、私の技では結構普通のだから今の信頼度でも使えると思うよ!」


 (あの性能で普通ねぇ……さすが精霊様だよ)


「ちょっと試してみるか……【鏡反射リフレクトミラー】……」


 リフレクトミラーは出来た事には出来た。でも何で…………何で"真っ黒"なんだ!?

 何か能力を使うと全部黒くなるのか俺の能力は!?

 もう俺、黒尽くしだよ……。


 少し落ち込んでいる。セイヤがリフレクトミラーのどこで落ち込む要素があったのか聞いてみたいわ!


「おぉ~、出来たねぇ~!お揃いだよお揃い!」

「ふふ♪……あぁ、そうだな」


 落ち込んでいた事を2秒で忘れるセイヤであった。










総合評価よろしくお願いします!!

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