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Lesson9
ニヤニヤ、にや……。
できるようになった嬉しさで、私は顔が緩んでいた。
「あら、ミーナさん。嬉しそうね」
エミリア先生が話しかけてきた。
「……はっ! レオン先生ね。そうなのね!!」
「いったい、何があったのかしら??」
何か違うことを想像していそうなエミリア先生が、私に詰め寄る。
「あ、あの……。レオン先生が出した課題が、できるようになったんです」
私は、補習での出来事をエミリア先生に話した。
「なんて的確な指導! スマートすぎるわっ!!」
「それにしても、一歩前進してよかったわね、ミーナさん。」
私は、「はい」と返事をした。
「……で、連絡先はゲットできそうかしら?」
エミリア先生の目的は、やっぱりそっちだった。
残念ながら、その期待に応えられる未来が見えなかった。




