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しののめめい の日常の考えていること

男女比は変わりません

私、しののめめい

の日常です。

お暇ならお付き合いください。

最近、お尻ケアなるものが流行っているように思う。

お尻のストレッチとか、お尻のマッサージとか、お尻を鍛えるとか。

お尻には沢山の筋肉があるので、そこを鍛えたりケアするのがいいらしい。


思い返せば、腰痛のスタートはお尻が痛いことだった。

今でも、しょっちゅうお尻が痛くなるから、相方にマッサージをお願いしている。

「お尻が痛いのよ」

初めは、そうお願いしていたが、今では「シリータです」と名前のように言っている。

そんな私は、相方に「こぶた」と言われている。 

「ぶた」にはまだなってないらしい。

よかったよかった。

痩せることが、シリータから解放される近道らしいが、なかなか難しい。


そんなシリータな私は、ある日、有名な、パズーという少年が出てくるアニメを見ていた。

アニメを見て、私は呟いた。

「シリータ・トエル・ウル・コブタ」

その後も低い声で

「フトルカ・パロ・ウル・コブタ」

と呟くと、相方は、

「いい声出して馬鹿なこと呟いてるねー。滅びの言葉は『ブブブ』か?」

と聞かれたので、真面目な顔をして、

「ヤセル!」

と答える。

「バカだねー。我が家は平和だ」

と相方は笑いながら、私に「おやつだよ」と、ウインナーを焼いてくれた。


先日はネット広告を見ていて、そこに書いてある「ぽよんぽよん」の文字を声を出して読んだ。

すると、

「自分で自分の悪口言わなくてもいいのに」

って相方に言われた。

くーーー!

痩せたいけれど、痩せない。


まあ、ダイエットって決意することが大事だからね、と自分を納得させていると、相方が、

「自虐を呟いてないで、はい。おやつ」

と、トンカツを出してくれた。


太らせているのは相方ではないのか?

という疑問はさておき、(ちなみに相方はガリガリ)最近悩んでいる様子の相方に、どうしたの?と聞いた。


「最近、地震のニュース見ると、涙出るんだよね。更年期かな?」

と言い出した。

「そっかぁ。オバサンみたいなオジサンだもんね?」

と言うと、私を見て、

「オジサンみたいなオバサンが目の前にいるから、我が家の男女比は全く変動していないよ」

と真面目な顔で言われた。

想像とは違う返しに笑い転げていると、

「しかもコロナから太ったんだよね」

と頬をおさえて、昔のアイドルみたいに首をかしげる目の前のオジサン。


「ガリガリなのに、どこが太ったの?」

と聞くと、

「舌が太った。もう、食べ放題のシャブジャブとか、大学生に人気の食べ放題の焼肉が食べられない。美味しくない!」

と文句を言ってくる。


「あれは、お腹いっぱい食べるものであって、元々、食の細い相方向きではないよ?」

と言うと、またもや昭和のアイドルのように膨れて見せる。

「それでも昔は美味しかったよ」

文句をブツブツ言う相方は、確かにイタイオバサンの仕草だ。

もう、毎日、フェイスパックをしても驚かないが、そこはオッサンで、コンディショナーは使わないし、日焼け止めも塗らない。

イマドキ男子は皆、日焼け止め塗ってるのに。


でも、やっぱりオバさんなのは、愛用のカバンもサイフも、可愛らしいヴィヴィ◯ンウエストウッドで、米津◯師くらい髪を伸ばしている。

オジサンとしてはギリギリのラインだ。


かたや私は今でも食べ放題が好きだし、摂生しないのであればお米を沢山食べる。

愛用のカバンは、雑誌の付録のナイロン性のトートバッグだ。

あまりにもボロボロなせいか、今年の誕生日に友達からオシャレなフェイクレザーのトートバッグが送られてきた。


ん?

こう書くと、確かに男女の境界線が曖昧だ。

もう少し、オバサンに寄せていかないと私はオジサンになっちゃう?


とりあえず、オヤツをウインナーからフィナンシェに変えてみようかな。




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