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エリーヌ゙が斬る  作者: 中島
0章
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0章-6

 ロイ、エリーヌ゙、ウレーニャ、とある地区の当選候補とされている立候補者である。


 先ず、ロイは元副総務であるという肩書きを持っており、後述する二人と比べてかなりの実力者である。


 立ち振舞や言葉の選び方に定評がある一方、議員時代に公務員に3割の獣人枠を導入するという行動を起こしてしまったせいで、人間からの好感度はあまり高くはない。獣人からの圧倒的支持によって逃げ切ることは出来るのか。


 次に、エリーヌ゙は他人の感情に訴えかける演説が持ち味であり、彼女の心のこもった演説を見て彼女の支持者になったものも少なくはないのだが、彼女は選挙に参加すること自体が初めてであり、これからの世界を預けるには荷が重すぎるかもしれない。少なくとも私なら躊躇するだろう。


 最後に、ウレーニャはこれといった印象はないが、相手に安心感を与える演説が特徴的であり、彼の言っていることは基本的に的を得ているだろう。だが、彼の演説はこれといったインパクトがなく、当たり障りのないことしか言わないので、演説内容を忘れてしまっている可能性もあるだろう。 


 と記された紙切れが整地された道路に落ちてあった。どうやら政治に関する内容が記されてるらしいが、その紙を拾ったたまたま選挙を観ていただけの者は


 ロイという政治家は知ってるけど、基本的に言行不一致だから却下。

 エリーヌという政治家は誰か知らないけど、感情論で国を動かすタイプだろうから却下。

 ウレーニャという政治家は一応名前は知ってるけど、基本的に無難な政治家であって最善な政治家ではないから却下。と拾った紙切れの裏紙に綴り、まあまあ人が通る道路の路上に捨てた。


 この紙切れを拾った自称記者は、「ほとんど名前が挙がらないという理由で切っていた、第4の当選者に立候補するのか」と思ったが、これらの文章の下に堂々と「誰にも投票しねーよ」と綴られてあったので、今回の選挙とは全く関係のないものだと認識した。ただの嫌がらせ目的だったのだろう。


 この紙切れを見た瞬間、紙切れに文章を綴った人間対して「政治家を馬鹿にするのも大概にしろ」と言いたくなったが、そもそも執筆者が誰なのか分からないので、怒ろうにも怒れなかった。


 選挙運動最終日前日の昼、自称記者が誰に投票するかアンケートを行った所ロイ、エリーヌ、ウレーニャのいずれかに投票するという票が9割を超えていたので、とりあえずこの3人の中から適当に選んで投票しようという精通者の考えは、翌日きれいに打ち砕かれることになる。

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