御刀さまと花婿たち

第一章

登場キャラクター解説➀

【御刀(おかたな)さま】

◆鼓御前(つづみごぜん)（16）※外見年齢

別名：天鼓丸(てんこまる)

本作のヒロイン。島で祀られる刀の付喪神。

おっとりした性格は主ゆずり。

水に濡れるのがこわい。入浴は苦手。

【典薬寮(てんやくりょう)関係者】

◆縁代葵葉(よりしろあおば)（15）

別名：青葉時雨(あおばしぐれ)

前世は刀。鼓御前を「姉(あね)さま」と呼ぶ弟分。

基本的に他人のことはどうでもいいコミュ障。

なにかと鼓御前に嘘を吹き込みがち。

◆立花千菊(たちばなちあき)（24）

別名：立花蘭雪(たちばならんせつ)、鳴神将軍(なるかみしょうぐん)、鬼神(きしん)

前世は戦国武将。今世は教員。

いつも竜のお面で顔を隠している美男子。

物腰はやわらかいが、スパルタらしい。

◆九条桐弥(くじょうきりや)（17）

別名：九条紫榮(くじょうしえい)、沈黙の九条

前世は刀匠(とうしょう)。鼓御前を打った張本人。つまりパパ。

凄腕の手入れ師。ただし大変お口が悪い。

鼓御前のことを「天(てん)」と呼ぶ。

◆莇(あざみ)（15）

別名：痣持ち

鼓御前たちがはじめて出会った覡(かんなぎ)。

生真面目な少年。

負傷のため、現在療養中。

◆ひな（18）

莇の姉。鼓御前の世話役。

鼓御前の制服のスカート丈が短すぎて、ブチ切れの苦情を入れた。

◆虎尾(とらお)（年齢不詳）※外見は20代なかば

別名：花(はな)ちゃんおねぇさま

見た目はイケメン、中身はオネェ。

縫製局(ほうせいきょく)の責任者。ひなの苦情を受け、鼓御前の制服をちょっぱやでつくり直した。

桐弥の担任の先生でもあり、よくちょっかいをかけている。