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木村アイン


「借りは返したわよ。」


「さようなら」…





橋の前、そこには、1人の少年 、スライム、そして1人の少女がいた。





「アイン、そっち行ったわよ!」



旅の途中、宿代を稼ぐためにギルドで仕事を引き受け、指定された場所に向かった、そこには何故か1人の少女がいた。金色の髪をなびかせ、凛と立っている、

なぜそこにいるのか分からない。それにスライム駆除に2人も出さないだろう。


少女は仕事をするような格好には見えなかった。

なぜなら彼女はボロボロの服ですでに戦闘を終えたように見える。

そうだとすると、

「受付か?、悪いど報酬は譲れない」


俺が仕事を受注している時 同行者のふりをして近づいたのだろう

てっきりならんでいるだけだとも思っていたが、服はおそらく追跡してくる時に森で破れたのだろう。


「........」


彼女は口を閉じ、悲しそうな顔をした。

なぜか少女にしては寂しそうな、大人びた顔をしている。


「じゃあそういう事で 」


当然報酬は譲れない、


俺には探しているモノがあり、旅に出ている。だが、しばらく旅をしていると資金が足りない



 そんな中だった。「緊急クエスト!」ゴールドスライムのクエストが俺が掲示板をガン見していたら受付嬢がちょうど貼り出していた。普通のスライムと比べると報酬が段違いだ。

すぐに受注し、ろくに飯も食えていない餓死直前の俺は現場に向って走った、そして門をくぐり現場に向かうと、



金髪を靡かせる 、美少女がいた。なぜか後ろに…




そして、今に至る。


「アイン、そっち行ったわよ!」


「!!」

急に喋りだしたのにも驚いたが、名前を知られていた。

しかも討伐数によって金額も変わってしまう。

しかし俺には唯一のスキルがある。


加速クロック」!

自分の動きを2秒間だけ加速できる。2秒間という短い時間だが体感時間は4秒程だ。簡単に言うと2秒を4秒に感じるほどに早く動くことができる。ただし、攻撃力は上がらない。



これは俺の固有スキルだ。一人一人この世界にはスキルがある 必ずだ。


「!?」

スライムに使うほどではないが横取りされると困る。すぐに

俺は剣を叩きこんだ。剣術は昔、父から習っていた。




そして素材を剥ぎ取り

その後俺達は別々でギルドに戻り、受注していた 「緊急ゴールドスライムの討伐」の達成報告をして20000gをもらい、彼女に5000g渡し、いち早くそいつから離れようとしたが


 こいつは食堂にまで付いてきた 。


「なんでついてくるんだよ!」


「ワタシお腹すいてるの」


「うーん。…」



…。


気付いたら奢っていた。そして話を聞くことにした、 話を聞くに名前は「アリス」と言うらしい、歳は19。驚いたのが1つ年が上だった。年上感はなぜかない。


顔は整っていて髪が首の下当たり、綺麗な金髪だ

肉付きは程よく、とてもカネに困っているようには見えない。



なぜわざわざあんな事をしたのか聞くと、

彼女は家出をしていて、宿代もなくなった時、クエストの受け方も分からなかったのでたまたま受注していた俺についてきた。という事らしい。気持ちは分かるが、



「困ってたからってなんでついてくる ってなるんだ?」


「お金がなかったの、それにあなただってお金に困っていたでしょう?」


「!?」


「だって凄い顔してたし それに君のそのスカスカの荷物を見れば分かるよ」



「君はここの人には見えないけど、旅人?なんで旅をしているの?」



「噂だから信じるかは任せるけど、俺は人の時間を巻き戻す ナニカ を探してる」



「なるほどね、よく分かった。」


絶対分かってない。



「旅をしているなら、わたしを連れていった方がいいよ?」



「それにワタシは役に立つよ見た目もいいし」



自分で言うとはすごい自信だ。だが否定はできない、



「何か、言ってよ」


赤面していた。


「なんで照れるんだ?」


「と!に!か!く!、これからよろしく、アイン=キムラ君」


「なんで名前知ってんだよ」



まぁ旅は1人では確かに効率も悪い、2人いると作業も楽になる。なにより彼女は家出をしていて居場所がないだけだ。きっと満足したら直ぐに離れていくだろう。



「分かったよろしく頼むよ。アリス」






これは異世界転生者の息子 アイン=キムラが


人の時間を巻き戻す 「ナニカ」を求めて旅をする物語





















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