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小噺その1〜音楽というもの〜

作者: 書常 時雨

あ、どうも。またまた現れてしまいました。書常時雨です。

初投稿から7時間、夢の中で温めてやっと文章としてまとまった事を書きたいと思う。昨日の学校では友達が「俺、会社の経営者になる」と、言っていて的確な夢がある人ってのは凄くかっこいいしキラキラ輝いていて、そーゆー人が俺の大好物だ。「夢」は人に語るのが恥ずかしく、叶わなかった時の絶望は限りない。だからこそ夢を語るのは難しい。と、この話はまた後で。今回は音楽について。昨日俺が音楽を聴いて思ったことを書きたいと思う。


俺の元元カノはマイヘアというバンドが好きだった。俺もその前からマイヘアは知っていて、たまにYouTubeで聴いてるくらいであったがいつかアルバムを借りたいと思っていた。その機会は元元カノと別れた7ヶ月後にやってきた。元元カノは他校だから会うことはなかった。しかし、マイヘアのアルバムを聴いて元元カノが目の前に現れたのだ。「現れた」といっても実際に目の前ではなく、耳を通して元元カノの記憶が全身に渡って再生され、思い出したくもない出来事さえ頭は勿論、目から、手から、鼻から、足から伝わってきた。付き合って1ヶ月も足らず、別れた後に「付き合ってる気じゃなかった」と、友達を通して聞き、そんな元元カノが嫌いだった。とゆーか、もう二度と自分の目の前に現れないで欲しい。しかし、表面上はとても明るく、天真爛漫で単純な人ではあったが、水面下ではとても複雑で沼のような深さがその人にはあった。つまり、俺の大好物な人ではあった。それに気づいたのも別れをLINEで告げられた時であった。話すと長くなるのでここまでとしよう。恐らく元元カノのことはまた何処かで出てくるだろうから。

話が脱線して何が何だか…と、俺も感じているから俺が言いたいことをここで書こう。つまり、聴いてる曲でその人の性格が分かってしまうのだろう。と、少し怖くなったのだ。ワンフレーズ、ワンフレーズが元元カノを体現していたマイヘアのように、俺も他の人からすればクリープハイプのワンフレーズ、ワンフレーズが俺を体現しているのだろうか。俺は本性を見せるのが怖くて、それを隠そうと毎日必死になっている俺が表面上の自分自身であり、実際に感じている気持ちの欠片がクリープハイプで体現されると思うとゾッとする。教室で勉強をしていた時にふと思い、とても怖くなった。いろんな人にクリープハイプが好きと言い続け、曲も勧めてきてしまったために自分の本性がバレるのを想像するだけで全身が痒くなる。

逆に、「好きなアーティストは誰ですか?」と、いう質問をするだけでその人がどんな人なのか分かるのだろう。それが理想の自分なのか、本性なのかは知らないがとにかく音楽にとてつもない可能性を感じた昨日だった。

俺からすれば「音楽」というより「曲を聴く」行為は日常生活で切っても切り離せないものである。受験間近でLINE以外のSNSを一旦辞めたが、それ以上に曲を聴くことを止められたら俺は学校の近くにある山の高い所から飛び降りるか湖に飛び込むだろう。だろう。「Twitter、インスタとか死んでも辞められないわ〜」とかほざいていた過去の俺、お前はアホか。お前さんが死んでも辞められないのは「曲を聴く」ことだボケ。

あ、今分かった。そーゆー事を薄々感じていた俺が「曲を聴く」ことを辞められないのはこの事だったんだな。音楽には凄い可能性があるな。

結論、マイヘアは新潟県民の誇り。

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