私の死
大変ながらくお待たせいたしました。
まったく内容が決まらず、書こうと思っても書けず、たとえかけても納得せずの三重苦でした。
この話も全く納得していません。勘を取り戻すために何とか書いて一応まとまったのであげることにしました。いずれ書き直しをします。ですので目をつぶっていただけると幸いです…(もう誰も見てないかも)
文才が欲しいです。もっと努力して面白い話にしていくので気になった方は次回もよろしくお願いします。
点誤脱字 文法の間違い 話の矛盾などありましたら感想まで報告いただけたら幸いです。
うぅ…いたたた・・・
「こ、ここは?」
そう言って回りを見ると完全に洞窟だった。
起き上がって周りを見渡してみる。
見渡す限り岩しかない、そしてすぐそばに水が流れていた。
え?まって本当にここどこ?
確かめようと足を一歩踏み出すと。
「痛...全身が痛い...」
本当にここはどこ?私はなぜ1人でこんなところに?
何があったんだっけ?思い出せ、私。
えぇ~と?確か...
...そうだ、確か逃げているときに横から誰かに押されたんだ。
諦めかけたけど、諦めずに無我夢中で魔法を使ったら水が出てきて...
それでも体は打ったみたいだけど。
よく助かったなぁ。
運がよかったんだな。ありがとう神様。
けど、助かったのは良いけど...
もし予想が正しければってか、予想も何もここはほぼ恐らく奈落の下層部だろう。
もし本当に奈落の底なら道もわからないし(いや、奈落でなくても分かるわけないけど)、そして奈落だったら敵も強い...
今現在で確認されているのは今のところ14層まで…いや何層であっても関係ないな、1層でも14層でも結局尋常じゃないほど魔物が強い事には変わりない。
1層目のスライムは見つかる前に不意打ちなら、1発あの謎の魔法を当てることが出来て勝つことが出来たけど…
…大丈夫かな。
プロの方が本気で戦って、苦戦するようなモンスターだ。
少し訓練をしたからって素人の私が勝てるはずがない。
それに、私のあれ魔法か良く分からない上に、上層では運よく発動したけど、前の神薔薇とやった模擬戦の時みたいに、発動するかも分からない。
それにMPも上限がある、無限に打てるわけてもない。
これに頼ることは出来ない。
図書室の本で蓄えた知識と、魔力探知とこの謎の魔法を使って逃げることに専念しよう。
あ、そう言えば私が流されたこの水って飲めるかな?
もう、お城で貰ったお水(水筒)は空になったし、喉乾いたし。
...一応地下水だし飲んで大丈夫だよね?寄生虫とか細菌とかいないよね?
いや、でも流石に辞めておこうかな?
チラッと水を見てみるが底が見えるくらいには透けている。
喉もかなり空いている。
水がかなり透けてるし、地下水だから大丈夫なはず。
少しだけなら。
意を決して水をすくってみる。
冷たい…それに凄く綺麗、水晶みたいに透き通っているよ。
では!
ゴクっ...
美味しい!
やっぱりお水って美味しい、たまに飲む清涼飲料水も良いけどやっぱりお水とお茶は良いね。
水筒に入れておこう。
もう一口飲んじゃったから、これでお腹を壊しちゃったら運が悪かったと思おう。
よし、取り敢えず飲み水は確保できた。
確か水さえあれば人間は1週間は生きれるらしいから、食べ物が無くてもなんとかなる…よね?
さてこれからどうしようかな?
何かできることは…
何もないや。
なら少し探索してみるか?
いや、まず自分の現状確認と安全を確保することかな?
そうと決まればとりあえず周りを・・・
あれ?
そういえば周りが見える?
これは...壁がうっすらと光っているのかな?
そうだ、たしか魔力を吸って発光する鉱石があったはず。それかな?
確か「発光石」だったはず。
発光石で合ってるか分からないけど、周りが見えるのはありがたい。
それから周りを見渡してみたがここは通路の途中のちょっとした広場のようだ。
奥とその反対に通路が続いていて、道は奥まで続いているみたいだ。
それに通路に並行して流れが緩やかな川?水の流れがある。
よし、次は自分の怪我とかかな?
簡単に体を見回してみたり、さすってみた。
私の体に異常は無し!
いや、異常は有るけど、取り敢えず怪我は無し。
早くなおってよ...肩が凝るんだよ...
あ、そう言えばステータスプレートを見たら良かったんだ。
確か右ポケットに、あったあった。
流されてなかったみたい。
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名前:一 優
年齢:18
性別:女
レベル:15
体力:156/89
スタミナ:142/100
魔力:180/148
力122
防御138
素早さ123
固有スキル
・勇者
エキストラスキル
・魔力操作LV4
ノーマルスキル
・剣術LV3・魔力感知LV6・言語理解
称号
・異世界人・選ばれし者
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水に濡れても大丈夫みたい。
...本当に勇者の固有スキルがあるに...刀夜も神薔薇もいいスキルとステータス持ってるのに...悲しい...
それはともかく、体力半分近くにまでなってる。
まぁ…まだ大丈夫かな。
さて、気を取り直して。
後は「魔力感知!」
....
むむむ?反応なし?
お城では隠れて魔力操作とかの練習ばっかして居たから、魔力感知のレベルがだいぶ上がったし、今の私のレベルだったら50メートルくらいなら感知できるはず。
取り合えず今は周りにモンスターは居ないみたい。
一旦魔力探知は消して...
「はくしょん!」
・・・そういえば服濡れたままだった。
取り敢えず鎧は脱いで。
寒い。
気温は常温かな?けど、時おり吹く風のせいでどんどん体温が逃げていく...
服も体も濡れてるから、余計に...
先に服乾かそう。
因みに今来ている服は、上は白い生地のTシャツみたいな感じで下は藍色の長ズボン。
体操服みたい。
流石に国が用意した高級品とはいえ現代日本の服と比べたら、多少劣るみたいだけど…
え?なぜ高級品なのか分かるのかって?
町を出るときに町民の服を見たからです。
まぁ、日本と比べて多少という時点で、中々の高級品だと思う。
…それより服をどうしよう?
乾かそうにも、何か燃やせるものは…何もないし…
たとえあっても火種もないし…
どうしよう。
寒いし冷たい。
そうだ、取り敢えず絞れば少しは良くなるはず。
絞ったあとは鎧に乗せて乾かそう。
うぅ...下着まで濡れてるし...
取り敢えず乾くまで我慢しよう...
まず服を絞って。
よいしょ!
うわ…すごい量の水が。
この水のおかげで高いところから落ちても助かったみたいだけど…
風邪を引きそう…
こういう時に火と風魔法があれば便利なんだろうなぁ。
まぁ、無い物ねだりは良くないけどね。
よし、絞れた!後は鎧の上に敷き詰めて…
これで数分待とう。
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鎧の上に服を置いて乾かそうとして、もうそろそろ数分かな。
そう言えば、今は何時頃なんだろ?
まぁ、考えてもわからないし、これは保留だね。
それに幸いなことに魔物は来なかったみたい。魔力探知に引っかからなかったし。
偶然こっちに来なかっただけかな?
それとも魔物の数が少ないのかな。
寒くなってきたし(そもそも寒いけど)そろそろ服を着よう。
このままだと本当に風邪を引いちゃう。
まだ濡れているけど、全力で絞ったし、それに全裸でいるよりましだと思う。
「んん...」
つ、冷たいよ...
冷たすぎて思わず声が出ちゃった。
ぜんぜん乾いてないよ。
けど仕方ない…
さて、これらからどうしよう。
ここに留まっても何もないし、少し探索してみようかな?
早く地上に戻りたいし。
よしそうと決めたら早速移動いていこう。
もう一度周りを見てみると
全く整備されてない道が、水の流れと平行に道が続いてる。
まぁ、洞窟だもんね。
整備されてるわけない。
とりあえず右か左か...
ここは右から行こうかな。
うぅ...さっきと比べてマシになったとは言え、まだ服が乾ききってないから冷たいし、ちょっと重い...
取り合えず歩こう。
それと鎧は...
どうしようかな、置いていくか着ていくか。
鎧は...着ていこうかな。
動きにくくなるとはいえ、少しでも装甲は欲しいし
さて行こう。
___________________________
つ、疲れた。
もう何分くらい歩いたのだろうか…
足元が岩とかがむき出しで歩きにくいから普通に歩くよりかなり疲れる。
それに何回か分かれ道があってなんとなくで進んできたけど、まだ行き止まりにも当たってない。
これは階段を見つけるのにかなりの時間がかかりそう。
餓死しないうちに階段を見つけるか、食料を見つけるか。
...迷宮に食料ってあるのかわからないけど。
けど未だに魔物が魔力探知に引っかからない。
それに発光石のせいかしれないけど魔力感知を使うと、辺り一面魔力反応が出て頭が痛くなるし。
それより全然いないモンスターが上層だと意外といたのに。
奈落の底?だしもっとモンスターの巣窟かと思ってたんだけど。
それに魔力探知も地味に魔力を食う上に頭も痛くなるから、連続して使えないんだよね。
けど本当にそんなモンスターって要るのかな?
全然見つからないし。
意外と拍子抜けな感じだよ。
それとやっぱりいくら歩いても同じ景色っていうか壁しかないよ。
洞窟だから仕方ないけど...
このまま行ったら無事に帰れるか…な!?
これは!?
居る…
まだ少し距離はあるけど、さっきのオーガと同じくらいの魔力反応がある。
まだ細かくは魔力についてはわからないけど…
例えるとあれだね、五キロしか計れない秤に五キロ以上のもの計ろうとしても計れないに似ていると思う…
…現実逃避はこれくらいにしよう。
どうしようか、今の私じゃ絶対に太刀打ちは無理だろう…
勝てる未来が見えないし、逃げよう。
いや、物陰から少し確認するか…
まだ、少し距離はある…
30メートル先くらいにある曲がり角の先のはず。
魔力探知を発動させたまま気を緩めず…
ばれないように近づいてどんなやつか確認したらすぐ逃げよう。
まずは敵を知らなければ。
足音をさせずに…
ゆっくり…ゆっくり…
…いる。
間違いなく、この角の先にいる。
何かいる…
いったい何が…
少しだけ顔を出して…
?
何、あれ…狼?
狼っぽいけど…大きさが2メートルほどもあるし、頭に角?
それに銀色の毛皮…
ホワイトウルフなら知ってるけど。
私が城の図書室で読んだ本のどこにもこんな生き物について書かれてなかったはず。
それ以前にあいつ…やばい…
魔力探知をしていると相手が魔力を纏っていたらなんとなく陽炎みたいな感じで見えるけど…
すごく濃く禍々しい感じがする。
やっぱり上層で襲われたオーガなんかと比較にならない。
こいつには勝てない…
今すぐ逃げたい。怖い。
見なければよかった…
けど幸いにも今はまだ見つかってない、逃げないと。
早いとこ顔を出すのをやめて今来た道を戻ろう。
そう思いすぐさま引き返し十メートルほど歩いて少し安心しかけた時だった。
!?
これは!魔力探知!?
確かに本にもスキルや魔法を使い人を襲う魔獣がいると書いてあったけど…
拙い、早く逃げ…
………
あれ…?
足が…浮いてる…これじゃ走れない…
それにこの私のお腹から出てるこの赤い尖った棒は…?
私が困惑していると、スルリと棒が抜けた。
とたんに足に体の重みがかかる。
けど支えきれずその場に崩れ落ちる。
そして同時に先ほどの棒のようなものが刺さっていたところから赤黒い液体が流れ始める。
「…これは?」
その液体に触ると生暖かくヌルヌルしている。
「ゴホッ」
咳き込むと口から同じような赤黒い液体が出てきた。
とたんに錆びた鉄のような匂いと味が鼻口の中に漂う。
「…え?」
これは血?
と、意識したとたんに。
「痛い!熱い!痛いぃぃ!」
今まで生きてきて感じたことのない痛みが襲ってくる
のたうちまわっている際その時目に入ったのは、自分を指したであろう頭の角を誇らしげに掲げ、こちらを見ているさっき見た狼だった。
その目は神薔薇より獰猛で、敵を見るという目じゃなく獲物を見る目だった。
だがその恐怖で痛みを感じなくなったのは幸か不幸か。
少し冷静になると。
あぁ…あぁ…私食べられちゃうんだ…
いやだ死にたくない。
あぁ…ほんとなんでこんな目に…
「ぎゃう?」
突然目の前の狼がそんな声をあげると。
「がるぅぅ」
振り替えると狼が急に横に飛んだ。
いやよく見るとスライムのようなモンスターに蹴り飛ばされていた(?)。
赤いスライムが狼にぶつかる瞬間に見えた。
狼は壁に激突したがすぐに態勢を立て直したが、少しダメージを受けたのかフラフラしている。
けどすぐにスライムと戦い始めた。
その時間は1秒だったのか10秒だったのか1分だったのか。
大怪我を負っているからなのか時間がものすごく遅く感じた。
2匹とも物凄い速さで動き、おそらく魔法とスキルを使いながら戦っていた。
急に水や炎が出てきたり、壁に剣で切ったような跡ができたり。
騎士さんや魔道士さんの戦い以上に意味がわからない。
こんなのと戦うなんて無理だよ…
…今のうちに逃げないと!
逃げないと…どこでもいい逃げないと…
そう思い迷宮の中を走り、全く考えもなしに走った。
その間も流れ続ける血。
「はぁはぁ…寒い…」
血もかなり抜け体の中の血が足りず寒さを感じ始めていた。
けど
「逃げないと…死にたくない…」
嫌だ…食べられたくない…嫌だ…
「そんな…行き止まり…ゴホッ…」
もう喉は血の味しかしない…
お腹からもずっと血が出てる。
逃げないと。
そんな私の目の前には無慈悲にも道が続かず、私の左右それと前には壁になっていた。
いや、まだ希望は!
それに食べられるよりは!
「我が身を巡りし魔力よ、眼前にある物質を消失させよ!無!」
良し!壁にしっかりと穴が空いた!
そこには高さ50センチ幅40センチ奥行き2メートル位の穴ができていた。
中に入ってもう一回!
ーーーーーーーーーーーーーー
はぁはぁ…
まだ…
「我が身を巡…りし魔力よ、眼前にある物質…を…」
ごほ…
あ、あれ?目の前が…歪んで…
地面が近づいて…
もう…熱さも寒さも感じない…
はは…一体なんでこんなことに…
もう…
?
ここは…?
ごほ…
そうだ、襲われてそれで壁に穴をあけて…
そうか…数秒間くらいだけ気絶したのか…
まだ血も出てる…
そう…楽に死なせてくれないと…
けど、もう痛みもない…私自身もう長くないと思うしどっちでも…
もうゆっくり…
ん?
…水の音だ…かなり近いとことから聞こえてくる…
どうせもう死ぬんだ…どうせなら最後に水を…
魔力は…
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名前:一 優
年齢:18
性別:女
レベル:15
体力:156/11
スタミナ:142/46
魔力:180/24
力122
防御138
素早さ123
固有スキル
・勇者
エキストラスキル
・魔力操作LV6
ノーマルスキル
・剣術LV3・魔力感知LV8・隠蔽LV4・恐怖耐性LV3・逃走LV2・言語理解
称号
・異世界人・選ばれし者
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あと一回打てる…結局この魔法みたいなのは何だったのだろう
まぁいいや…
「我が身を…巡りし魔力よ…眼前にある物質を…消失させよ…無!」
水に音のするほうに…!
風だ…開通した…
泉みたいなとこだ…それに周りに道がない…
完全に囲まれた場所だ。
良かった。最後に飲む水がおいしそうで、それに平和そうな場所で…
早速…え?水辺のそばに生えているのは…月詠草!?
アレさえあれば…私もまだ助かる…
運がいい。
水もすぐそばにある…
早くエリクサーを…
あ、あれ…た、立てない!?
数メートル先に秘薬があるのに…
あ、また目の前が…霞んで…
これは、分かる。
今度は恐らくもう目を覚ませないだろう…
頑張れ私気合で…
ゆっくり地面を這って…
あと少し…
やった…届いた…
けど私に煎じる力なんてもう残っていない。
一か八か草のまま飲み込んじゃえ…
口の中が鉄の味しかしない…・
あ、目の前が真っ暗に…やっぱり駄目だったかなぁ…
ごめんね。茜、柚葉さん、刀夜…皆はゆっくり来るんだ…
改善点は改行、三点リーダー(…)が多い。話がめちゃくちゃ、そしてスカスカ。素人丸出しですね。次回はもっとましに見れるように頑張ります。
この話が面白い、続きが気になると感じられたら次話も見ていただけると嬉しいです!