そのご
20日
今日は晴れたので狩りに
残念ながら無駄弓が復帰しやがった
ボス狩りに参加してなかったから復帰は無いかもっと先だと思ってた
弓の腕はいまいちだったが、まともになってた
メッキかもしれないが、良い傾向かも
今日も、鹿3匹
全体の成果は、鹿15匹
21日
今日も無事に晴れ
村の近くに鹿が出るのは昨日と変わらず順調に3匹狩って終了
無駄弓は3匹共に角に矢を当てると言うある意味凄いことをやってた
全体の成果は、鹿15匹
狩りが終わると狩人衆が村長宅に呼び集められた
どうやら狩りすぎたらしい
鞣しも肉の塩漬も狩りすぎで間に合わないとのこと
あとこの調子で狩り続けると備蓄小屋が埋まるようで街へ売りにいくことに
22日
何故かうちの班も街に行くことになってた
無駄弓はお留守番でひと安心
2頭曳馬車はあるが馬は無いので牛が2頭曳いてる
頭は2つなのでこの場合4頭曳なのか?
パラモン種は頭が二つなので、名前も二つあるとのこと
ただ2頭だが数え方は1頭で良いらしい
今日は野宿
23日
隣村についた、うちの村の3倍はある。町でも良さそうだが村だそうな
うちの村でもそうだがこの村でも物々交換が普通みたい
挨拶で「ようヴィンチの!」と言われ自分たちの村がヴィンチ村だと知る
若の返事でこの村はモンテリジョーニと判明
若ってのは村長の息子でレオナルド…突っ込んだりしないんだからね!
この村には領主様がいてマリーオ様と言うとのこと
お会いしたけど、ガタイの良いちょび髭のオッサンでした。
配管工で有名なあの人に似てる名前かと思ってたらアウディドーレという姓だってさ
きっと甥ッ子はアサシンだ…突っ込んだりしないけど
物々交換は不調で終わり、マリーオ様の寄親の街に行くことに。
そういや、最初から街に行くって言ってたな
今日はこの村で一泊
24日
昨日は宿で宴会してた同行者たちが五月蝿くて寝不足
宿賃はコインで払ってたから貨幣経済はあるみたい
街迄は本村から馬車で3日くらい掛かるとのことの
本村ってのはうちの村から見たモンテリジョーニのこと。
うちの意外に商人が同行することに。
商人は馬車だけど速度が合うのかと思ったらパラモン種は歩く速度は馬と変わらないそうな
商人には護衛が付いてたので行商人のことを聞いてみたら、本村とヴィンチ村間じゃ、護衛する必要がないそうな
まあ、鹿肉と鹿革だしね
あと、行商人は元冒険者で結構な使い手だったそうな
冒険者っているんだと驚愕した
行商人になったのは膝に矢を受けて冒険者を引退したんだとさ
突っ込んだりしないけど、この世界って単純な異世界じゃなく、混合異世界なのかも
25日
今日初めて鹿以外の害獣を見た
狼である。全部で12頭ほど
「ヴィンチ村の狩人と一緒だとらくで良い」と商人の護衛に言われた
うちの班しか働いてねぇ。
とりあえず皮を剥いで肉を取りモツは埋めた
やっぱりうちの班しか働いてない
今日は狼肉を焼いて食った
残りは石を積んで隙間だらけの燻製器と其処らの適当な木の皮で燻製に
狼肉より鹿肉の方が美味い
26日
今日で本村から3日
街は見えず、騙されたと思ってたら日が暮れて夜の帳が降りる頃、ようやくついた
確かに3日だったが、街は壁に守られていて門が閉まってて入れない
衛兵はいるけど基本的に閉門したら朝まで開けないそうな
今日も狼肉、なんちゃって燻製だけど結構美味い
鹿肉を燻製にしないのか聞いたら、やってるけど大人のお酒のつまみで無くなり、それ以外は手間なので塩漬以外はやらないとのこと
27日
街に入って商人と別れた
街の名前はヴィンチにモンテリジョーニと来たから、ジェノヴァとかフィレンツェとかイタリア系の名前がくるかと思ったらバンコックと判明
バンコクでは無い模様
かつて、女海賊が爵位をもぎ取って作った街とのこと
街の周りを見渡す限り海は無いけどな!
樽に剣を突き刺した看板の所で肉と鹿革と狼の皮を売却し、俺とゴブジュンとオクスケの冒険者登録が行われた
街に行く際村で比較的まともな新人を連れて来て登録するのが習わしだそうな
身分証の変わりだそうだが、ゴブジュンとオクスケの名前がゴブジュン·ダ·ヴィンチとオクスケ·ダ·ヴィンチになってる
ゴブジュンもオクスケもアダ名なのに。
登録後、いくらかお金を貰って解散。といっても新人は一人一人にベテランがついた。
俺にはベルテランがついて街中見学へ
色々見て回った後、杖のマークの店を発見
ベルテランに聞いても「知らん」と言われたので入ってみた
本が沢山あってよく見ると魔導書でした。
店のお姉さんに魔法って禁忌なんじゃないか聞いてみたら
「200年も前の話よ、どんな田舎からきたの?」と言われた
ヴィンチ村、開拓から40年たってないと聞いてるんだが…
まさかのおばば様年齢不詳
結局なにも買わずに、夕暮れになった
そういや、宿を決めて無いと思ってたらベルテランに街に入った門の方へ連れていかてた。
門の前で野宿かと思ったら、門の側の木賃宿で既に皆集まってた。
飯は狼肉だった。
大人は夜の街に繰り出した模様
若と俺ら三人はさっさと寝た。
若ってもしかして枯れてる?と言う疑惑と共に。