資料4
➀物の怪 鎌鼬
長男が転ばせ、次男が切り裂く、三男は薬を塗って血を止める……と言うのが一般的に伝えられている鎌鼬なのだが、ヒノモト村に出現したのは住民や旅人の血を求める1匹の物の怪であった。
姿を消して人に近づき、間合いに入り次第風の牢へと閉じ込める。
捕まったが最後……そこから逃げ出すことは叶わず、風に切り刻まれながら鼬に喰われる事になる。
➁氷山 シズク
父親が人間である事で濡れ女子となったが母である雪女の力を扱える特殊な妖怪。マコトが言うにはハイブリット妖怪らしい。季節が冬になると完全な雪女となり行為を抱くする者への理性を抑えられなくなる。
土地神誘拐事件以降、シロから力の扱い方を教えられ制御できるようになった。
最近はその力を利用して氷屋や食料保存蔵を営んでいる。
⓷マコト(男ver)
平白の薬で性別だけではなく性格までもが変わってしまったマコト。
自己中心的で自身が神である事から何をやっても良いと考えを持つ。
戦闘能力は高い。女性の時のようにお札を中心に戦うのではなく、霊力で直接風を発生させたり地面を隆起させる。接近戦では徒手空拳を主体に戦う。
⓸平白
玄内の幼馴染。江戸で薬師として活躍している。
多くの新薬を開発するが、その過程には多くの犠牲(主に玄内)がある。
マコトの性転換事件を境にヒノモト村へ来ることが多くなった。
⓹物の怪 顔盗り
人の顔だけではなく存在をも奪い取る凶悪な物の怪。
顔を奪った後は数日の間自身の正体がバレなければ顔盗りが本物となってしまう。
その際は種族も物の怪から人間へと変わり、顔を盗られた者は新たな物の怪 顔盗りとなる。
➅天照大神(日本)
伝承通りの女性神。語尾を伸ばすような話し方をする。
おっとり、天然、ゆるゆると言った表現が似合う感じの性格。
髪型はウェーブがかった黒の長髪。仕事着は白上着と濃紺の袴姿に赤の羽織を重ねている。
些細な事で傷つきやすく、すぐに泣く。
仕事に対してやる気はあるのだが空回りして失敗してしまうポンコツ神。
※当初は台詞に顔文字をつける予定だった。
「お利口さんな貴方には天照すたんぷを押してあげましょ~。パチパチパチパチ~(*´∀`)♪」
「あ~っ! それ私のお饅頭!! 休憩の時に食べようと思ってたのに……月ちゃん酷いわぁ、お姉ちゃん悲しぃ~( TДT)」
⓼月読命
此方の世界では漢字表記。天照からは【月ちゃん】と呼ばれている。
出来る弟。ポンコツな姉の代わりにあらゆる仕事をこなしている。最近仕事量が増えてきて寝不足気味。
結構な確率で姉の地雷を踏み、機嫌を直すためにあれこれ頑張る苦労神。
⓽建速須佐之男
同じく漢字表記で。
男性神で意外にしっかり者。姿は成人男性、髪は短め。
力や体力の必要な仕事を任されており、月読命とも仲は良い。
普段は好青年だが酒癖が悪く、飲むと性格が大きく荒れる。
抑圧されていた鬱憤が解放され大暴れするとか……
⓾鍛冶師 鉄心カジバラ
ヒノモト神社の奉納刀を打った鍛冶師の子孫。
叔父の打った刀を見るために奥羽からやってきたが、あったのは錆びた奉納刀。
この刀は長年、村を物の怪から守り、力を使い果たて錆びたと言われている。
再び霊刀に力を宿した事をきっかけにヒノモト村へ移住する。
彼の火事場では「イカーーーーーーンッ!! 」という声と刀の折れる音が絶え間なく聞こえているそうだ
⑪鈩 天目 (妖怪:一本だたら)
一つ目の妖怪だが記憶喪失であり、物乞いとして生活している所をカジバラ拾われた。
初めは炊事洗濯など身の回りの世話をしていたが、彼の製作した刀を見てその美しさに目を奪われる。
弟子入りを志願するもカジバラからは「俺は弟子を取らん」と言われてしまうが、作業の準備と見学は許されているので自身の目で見て技術を取得しようとしている。集中しすぎて後々の作業に支障が出たり、熱中症になりかける事もある
一本だたらは一つ目の鍛冶神、天目一箇神の零落した姿とも言われている
⑫刀霊 火華
ヒノモト村の神社に奉納されていた刀に宿る霊。見た目はボサついた髪を乱雑に後ろにまとめたガタイの良い男性。服装はボロボロの着物と袴。
マコトが村の土地神となる前から村を守っており、自身に宿る霊力で結界を張っていた。
度重なる襲撃の末、侵食した瘴気の影響で刀身は錆びつき、刃から輝きは失われてしまう。
そして月日が経ち、自身を打った鉄心一振の血縁者が村に来訪した事で霊刀は復活した。
見た目は紅い髪の女子に変わり、服装は着物の上に縞合羽と三度笠を身に纏っている。
⑬一寸
現世で歯少名毘古那神と呼ばれている神様。
神界では医師として働いており、腕と住民からの評判は良い。しかし雑な所もあり、役場へ提出する書類は所々抜け落ちている事も……その度送り返されるが面倒くさがって放置してしまう。その度にミコトが院まで足を運び、提出をせかしている。
陽光とは酒飲み仲間であるが、ほぼ必ず喧嘩になる
⑭妖刀に魅入られし者(妖刀の所持者)
数十年前に妖刀を入手し、あらゆる妖怪や神を斬ってきた男性。
既にその身は滅んでいたが妖刀の力で不死となっていた。
剣術の腕まえは達人級であり、その剣技と妖刀の力で土地神達を追い詰めた。
⑮神喰(物ノ怪:妖刀)
妖怪や神を斬る事で力を増してゆく妖刀。
元々は霊刀であったが、多くの物ノ怪を斬る事で瘴気が侵食し性質が変化してしまった。
強大な力を持つゆえに所持者は狂気に飲まれ、手に取った瞬間にその意識は妖刀の管理下に置かれてしまう。この刀の声が導くがままに次の獲物を求め各地を放浪するようになってしまうだろう。
斬られてしまうと対象は力を吸収し、一部の能力が使えなくなる。
マコトは傷口から侵入され危うく消滅しかけた。
⑯蕾(妖怪:座敷童)
突然マコトの前に現れた少女……実際は土地神となった日から近くにいたらしい。
マコトの頭部がお気に入りの場所で、見回りの際はほぼ高確率で乗っている。
人や神使いの二人にも存在を認知されていなかったが、陽光によって”幸福を引き寄せる力”を失う代わりに認知されるようになった。
⑰猫美弥(物ノ怪:化け猫)
ヒノモト村を狙っていた物ノ怪。
村の一部に拠点を築き、手下や分身を使って迷い込ませた人々の生気を奪っていた。
あらゆる手を使って土地神と神使の2人を追い込んだが、最後の詰めが甘く討伐される。
⑱猫谷(物ノ怪:化け猫)
クロに討伐された物ノ怪。
”意思を持つ分身”を出現させる力を持っており、組の大半は彼女の分身体である。
圧倒的な数でクロを追い込むも、本気を出した彼には無意味であった。