資料3
今回は語り部役と後書きはありません。
◇登場人物、物の怪等
①駆け出しの土地神 マコト
第14話目にて新たな力、霊気治療を習得したヒノモト村の土地神。
なりたての頃よりも成長し、霊力こそ上がっているが出せる式神の格は丁。調子が良いと式神・丙を呼び出せる事もあるが滅多にない。
陽光やミコトと普通に接し、第21話目にスサノに対してゲンコツを放ったりと上格の神に対しても臆せずに行動する事から他の神達に一目置かれている……らしい。コッソリと様子を見に村へ降りてくる神様もいるとかいないとか。
②おばちゃん 第14話 初登場
甘味処 あまてるの店主。普段は優しいが怒ると怖い、とても怖い。その雰囲気から只者ではないと思うが、過去の話を聞きだそうとしても流される。食い逃げ等に団子の竹串を投げて捕まえる姿を見た者もおり、実は元忍者ではないかと噂がある。
③枯狸 第14話 初登場
村の外から来た狸の妖怪。
義姉の璃狐の為にマコトに化けて団子や汁粉を盗んでいた。璃狐の病気が治ってからは共に茶店で働いている。気が弱く、引っ込み思案だが他人を思いやり、気遣う心を持つ優しい妖怪。時には大胆な行動に出ることもある。甘味処では様々な人と接する機会が多く、性格も若干明るくなった。
焦げ茶色の髪は肩程までの長さで、前髪で目を隠している。
④璃狐 第14話 初登場
村の外から来た化け狐の妖怪。
ヒノモト村に来る前から病気(腹部に紫の○が現れる)を患っていた。原因は瘴気の蓄積によるもの。義妹の枯狸の代わりに瘴気で穢れた食べ物を食べ続け、物の怪になりかけていた。
マコトと一寸の活躍により病は完治したが、溜まっていた霊力は瘴気とともに消失してしまったため、現在は一尾。さらに治療の影響(霊魂世界での尾の消失)でよって大人な女性(本人自称)の姿から、子供と同じくらいまで背格好が戻った事を少し恨んでいる
小麦色の長髪で先端は少し黒い。長身の時はくノ一を思わせるような服装だったが、縮んだ後は甘味処の服を着用している。
⑤黒き獣(瘴気で穢れた妖狐) 第16話登場
元々は璃狐の力の一部だったが蓄積された瘴気が霊力を蝕み、黒き獣と化したモノ。
尾の数は八。霊魂世界にいた子狐は九つある力の一つで治療が遅れていた場合、璃狐の身体が変化し九尾の狐が出現していたかもしれない……。
狐系の妖怪は全て九尾になる可能性を秘めており、今回の件で璃狐は一尾からやり直しとなった。
⑥少名毘古那神 一寸 第16話 初登場
神界で医院を経営している神様。
ゴマ塩な色の髪は角刈りからやや伸びた髪型、顔は40代後半の顔つきだがシワは少な目。
体系はやや小太りで、身長は140㎝程。和服の上から着ている白衣はサイズが合っていないので腕をまくっている。
陽光とは仲が悪いわけではなく、ミコトは知らないが定期的に2人で飲み会を開いているらしい。
⑦武速 スサノ 第19話 初登場
ヤンチャ、わんぱく……一見無邪気な子供だが見た目以上に力もある。
※神界で暴れると地上にも地震等の影響を与える程
声だけならば13話目にも出ている。
服装は身の丈に合っていないブカブカな着物を帯で結んで無理やり固定、袴もサイズが合っていないので地面に擦っている……大きめの着物が好きらしい。金色の髪は手入れをあまりしていないようでボサついており、雑にまとめられポニーテール状になっている。子供ながらも強大な霊力を持っており、八岐大蛇状態の八頭を難なくコントロールする。
戦闘の際に使う武器は七支刀。
⑧八頭 オロチ 第19話 初登場
神界保育園の保母さんの一人だが、陽光の指名によってスサノ専属保母となっている。
長いウェーブのかかった黒髪で、着物の上からエプロンを掛けている。
怒ると髪の毛が蛇のようにうごめく……子供たちはそれを面白がり、わざと怒らせる事もしばしば……。
神界では背の高い事がコンプレックスのようだが地上へと降りた最近はそのように思う事は少なくなっているとの事(本人談)
◇その他設定、用語、道具等
①時間
子刻(23~ 1時) 丑刻( 1~ 3時) 寅刻( 3~ 5時)
卯刻( 5~ 7時) 辰刻( 7~ 9時) 巳刻( 9~11時)
午刻(11~13時) 未刻(13~15時) 申刻(15~17時)
酉刻(17~19時) 戌刻(19~21時) 亥刻(21~23時)
②転移の勾玉
地上と神界を行き来する為に必要な翡翠色の勾玉。第5話目からマコトの身に装着されているモノだが、巻き込まれて転移する事が多い為存在が薄くなっている。
本来は神社の本殿に祀られている鏡が【扉】、勾玉が【鍵】の役割。
②霊気治療
神や妖怪のみが扱える治療術。
自身の霊力を使って浄化の力を増幅させ、瘴気による穢れを治療する事を指す。
璃狐も扱えるはずなのだが瘴気の侵食が速い事もあり力が弱まっていた。
普通の怪我の治療にも扱えるが、痛みを伴うのであまり利用する者は多くない。
※一寸はよく使う。
③霊魂世界
侵攻の酷い穢れを治療する際に登場する世界。
患者や自身を構成する魂そのもののため内部の状態は大きく患者に依存する。
※あくまで例だが、璃狐の場合は神社を思わせるような石段と鳥居が続く世界。最上階には狐の石象もある。
侵入した瘴気は物の怪の姿に変わり、治療行為を行うモノへと襲い掛かってくる。
大元を浄化する事が出来れば治療完了である。
④封印の勾玉
正面から見ると勾玉が合わさった様な形をしている。大きさはゴルフボールほどで材質は銀、物の怪に対して使用すると2つに分かれ、それぞれの勾玉は相手を封印する。閉じた後数回揺れ、継ぎ目が消滅すると封印成功。再度継ぎ目が出現すると浄化完了で、もう一度使用する事が可能となる。
⑤天照大御神証
木札に【天照大御神】と書かれており、その所持者が天照大御神であると証明するモノ。
スサノの遊び相手となり満身創痍の陽光が取った手段であり、自身がその木札の中から所持者に力を与える事で同等の力発揮する事が可能。これによってマコトは一時的にだが【三種の神器】を扱えるようになった。
⑥三種の神器
八咫鏡、八尺瓊勾玉、天叢雲剣の3つを指す。本来は陽光の武器なのだが、神界存続の危機が訪れない限り使用する事が出来ない品物……らしい(本人談)
マコトの場合は大幣の杖として力が纏められ、本人の意思で形態が変化するようになっていた。
八咫鏡は攻撃を跳ね返し、八尺瓊勾玉は動きを封じ、天叢雲剣は全てを切り裂く……がスサノの暴走を止めたのは彼女のゲンコツであった。
⑦湯の霊石
霊脈(地脈)から力を受け取り湯を生み出すモノ。
湯の効能を調整する事も可能で、その人次第で様々変化する。
この霊石の登場によって、クロとシロが経営している宿が温泉宿にランクアップした。