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NEW LIFE ONLINE   作者: てんく
2/36

2話

次に目に見えたものは白い空間だった。

多分ここがこれからするゲームであるnew life onlineのキャラクターエディットするための部屋だろう。


物珍しそうに周りを見渡していると声を掛けられた。


『ようこそnew life onlineの世界へ』


いきなり声をかけられて少しビックリしたが直ぐに声がした方を見るといつの間にか15歳くらいの少女が立っていた。

気配が全くしなかった。多分この子はAIと言われる存在だろう。

取り敢えず、挨拶をしておく。


「こんにちは?」

『はい、こんにちは』


うおっ!挨拶したら挨拶してくれた。もしかして、このゲームのAIって性能いいの?本当に人と話しているように感じるよ。


『ここではアナタのキャラクターを作成していただきます』


やはりここはキャラクターエディットするところだったか。


『それではまず最初に自分の容姿を決めて下さい。ただし、性別は変えれません』


すると、目の前に自分の現実世界での自分の姿が出てきた。

取り敢えず俺はめんどくさかったから目の色を赤にして髪の毛を少し長くして目と同じく赤色にする。

これでいいと思うと目の前にyes/noが出て来て直ぐにyesを選ぶ。


『かしこまりました。次にアナタの名前を決めて下さい』


次にパソコンの入力画面とキーボードみたいなのが出てきた。

名前だが、いつもゲームをするときにつけている名前があるから今回もそれにする。


『かしこまりました。次にスキルを決めて下さいただし、最初に選べるのは10個までです』


10個かぁ~。どうしようかな?

少し悩みながら、色々と見ていってこれに決めた。


【体術】【錬氣】【瞑想】【並列思考】【気配察知】【隠密】【身軽】【調合】【鑑定】【採取】


この10個に決めた。yes/noが出てきたからyesを選ぶ。


『かしこまりました。これでキャラクターエディットを終わります。それではnew life onlineをお楽しみください』



その言葉を最後にまた俺の視界が暗転する。



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



いつの間にか俺は噴水の前に立っていた。


「へー、ここが最初の街(ユウフスベル)か」


と、享が聞いてもいないのに語っていたことを思い出しながら呟いた。

周りを見渡してみると中世ヨーロッパを連想させる街作りになっている。まぁ、中世のヨーロッパの街がどんなのか知らないけどね。多分こんな感じだろう。


少しの間、街を見渡しているとポーンという電子音が聞こえてきた。

確かこれは…


「チャット」

『あ、繋がった。おにいちゃん今どこに居るの?』

「噴水の前」

『分かった。今からそっちに向かうね』

「了解。俺の名前はユリウスな」

『おにいちゃん、ゲームをするときはいつもその名前だね』


ほっとけ。と言ってからチャットを閉じた。


10分くらい待っていると、少し良さそうな装備をした美女と美少女の二人組がこっちに向かって歩いてくるのが見えた。

まぁ、俺の知っている人物なんだが。


「おーい、こっちこっち」


するとその姉妹が俺に気付いて走りよってくる。


「ごめんおにいちゃん。待った?」

「ごめんねユリウス」

「いや、気にするな」


最初に俺に声をかけてきたのは妹の舞彩だ。キャラクターネームもそのままカタカナで『マイ』にしているだけ。

でも容姿は変わっている。と言っても顔はそのまんまでまだ少し幼さが残るが整っているのは変わってなくて、髪の色を白銀で目が青色に変わっているだけだった。


その次が結香姉さんでキャラクターネームは『ユイ』。姉さんはクール系の美人で鋭い目付きをしているがとても気さくで親しみやすく男女問わず人気だ。

んでその姉さんだが、舞彩同様容姿は髪の色を水色、目の色も水色に変えているだけで他は変わっていない。


「姉さんとマイは名前をそんなに変えなかったんだな」

「「うん、めんどくさかったから」」


…うん。分かっていたけど、舞彩は取り敢えずカタカナに変えただけじゃん。もう少し考えようよ。

まぁ、姉さんはいいや。


「そう言うおにいちゃんだってあまり変わらないじゃん。容姿が」


舞彩、それはお前にも言えることだからな?分かっているのか?


「まぁ、いいやそう言えば姉さんとマイはスキル構成どうなっているんだ?良かったら教えてくれない?」

「いいよ、私の構成は【剣術】【防御力アップ】【攻撃力アップ】【魔力アップ】【魔力操作】【回復魔法】【魔力回復】【回避】【光魔法】【根性】だよ」

「なぁ、【根性】ってなんだ?」

「根性は根性だよ」


あ、そうですか。名前だけ聞くとネタスキルに感じるんだよな。


「姉さんは?」

「私は【魔力アップ】【魔力操作】【速度アップ】【杖術】【魔力回復】【回避】【水魔法】【雷魔法】【聖魔法】【危険察知】」

「うん?【回復魔法】と【聖魔法】ってどう違うの?」

「【聖魔法】は回復だけじゃなくて浄化などいろいろ種類が増える」


なるほどな。


その後、マイにスキル構成を聞かれて教えて上げたら姉さんと一緒にため息を疲れた。解せん。


「おにいちゃん、それほぼ全部不遇と言われてるんだよ」

「まず、【体術】は攻撃力が低い。次に【錬氣】は意味が分からない。何?氣が操れるって、本当意味が分からない。【身軽】は体が軽くなるだけ。だからまだ、スピードが上がる【速度アップ】とか【回避】の方がまだ需要があるから不遇となった。【瞑想】はそれで体力や魔力の回復速度が上がれば使えるけど、ただ集中力が上がるだけ。だから不遇というよりネタスキルとなっているの。最後に何で魔法スキルが無いのに【並列思考】なんてあるの?」

「まぁ、いいじゃないか。俺のやりたいようにやるんだから」


すると、もう一度ため息をついた。だからため息をつくな。失礼な姉妹だな。本当。

その後は二人とも疲れたような顔をした後にフレンド登録をした後に、「「じゃあ私は、βテスターの時のフレンドとの約束があるから」」とまた、声を揃えて言ってきた。

自分達から…主にマイから誘ってきたのに放置とは無責任な姉妹だ。家族に対する態度じゃないよ。


マイとユイ姉さんと別れた俺は街を少しみて回った後に東門から外に出ていった。

東門の外はいわいる初心者フィールドと呼ばれている。

享の話によるとここに出てくるのはホーンラビット、ウルフの二種だけだ。


取り敢えず、周りを見てみるとモンスターもいなければプレイヤーもいない。

まぁ、その方が気楽に出来るから良いけど。


まず、最初は【体術】を使うというか体を動かしてみる。

まず、正拳突きをしてそこからフック、少し身を引いて回し蹴り、からの肘、などなどと体を動かした。


それで、わかったことは現実より少しスピードは落ちるけど何ら遜色が無いほどの動きが出来た。

その次は錬氣を使ってみる。

現実の世界と同じ要領でやってみる。すると右手に氣が集まるのが分かる。


どうやら氣も現実と全く同じように練れるようだ。これは良いことだ。これで、体術による攻撃力の低さをカバー出来る。


その後も【瞑想】やら【並列思考】も試してみて【並列思考】はもう少しレベルを上げないと実戦ではまだ使えそうにない。

【瞑想】は【錬氣】のレベル上げに使える。

【瞑想】と【錬氣】と2つのレベルが上げれて一石二鳥だ。


【身軽】は【体術】というか体を動かしていたらレベルが上がっていた。


【気配察知】と【隠密】も現実の時と同じ要領でやってみたら一気にレベルが上がった。

これで、【鑑定】、【採取】、【調合】以外のスキル…というか現実で出来ることは全て試してみた。

ここでステータスを見てみる。


【体術】lv6 【錬氣】lv8 【瞑想】lv7 【並列思考】lv3 【気配察知】lv5 【隠密】lv5 【身軽】lv8 【調合】lv1 【鑑定】lv1【採取】lv1


うん。だいぶん育っているんじゃないだろうか?

ていうか【調合】以外のスキル全部育てれれるな。よしあの石に向かって鑑定!


〈石ころ〉


ですよね~。分かっていました。

その後も俺は採取をしながら鑑定をしていった。

雑草、薬草、毒草、麻痺草、火薬草、忘却草ect…

色々な草が採れたぜ!


…うん、雑草は気にしない。気にしないからな!


薬草は緑色で毒草は紫色、麻痺草は黄色、火薬草は赤色で忘却草は青色だった。

ていうか何?忘却草って。何に使うんだよ…


〈忘却草〉

忘れたい過去を忘れるかもしれないよ?


説明うざっ!それに忘れたい過去なんて無いけどな。

もういいや、さっきステータスを確認したところ【採取】がlv7、【鑑定】がlv8まで上がっていたし。

街に帰って調合のキットを買って調合でもしよっと。


俺は軽くため息を付いてから街に戻るべく歩き始めた。



※12/1 指摘があり、修正いたします。

調合キッド→調合キットに修正しました。


※ 12/3 指摘があり、修正しました。

【防御力アップ】→【回避】防御力アップが2つあったという報告があったのでもう1つの方を回避にしました。


※12/4 【身軽】と【瞑想】の不遇になった理由をもっと明確にしました。


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