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第七詩

第七詩:賢者の狂言

砂漠の旅人は

水を求めて彷徨える


オアシスの住民は

水を分けることを拒絶する


それは水望の旅人を

見殺すことを意味する


自らの罪を否定するは愚行

無自覚という霧に惑いし罪人は

己の罪を認められない


それが草木のように

地に蔓延っている


毒草だらけの砂漠が

清き森林を燃やしている


それは罪人の刃によって

成された大愚


神を嘆かせ憎悪させる罪業

彼らはそれに気づかない

気づかこうともしない


狂った賢人が叫ぼうとも

嘲笑とともに否定する


愚者と称して

傲慢な愚酒に酩酊する


己こそが真なる愚者と解せずに


哀れにも度が過ぎよう


過去の大洪水と同様

違いは水ではなく炎


業火が流星のように

地に降り注ぐのだ


如何なる非難も無に帰すのだ


破滅者には破滅を

従者には救いを


神は与えるのだから――


end

聖書からの引用と意訳です。

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