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僕は相対する
気を抜くと魚の目
話術は改善の余地があって
世間一般に溶けこもうと必死
滑稽なのは君の目に映ってる
僕はそんなもの見たくない
だから余計に焦る
屋上に一番近かった十五歳から
場面が変わってない錯覚を
飽きずに繰り返し
少しは気付いたつもり
歪なポーズは決まりきってる
脳みそを脅しつけ
より上位のコントロールで
真人間に仕上がりたい
僕は一本のオヤシラズを
痛みでもって受けとめた
君と相対するのが答えだって言えるよ
熱いスープで
舌がヒリヒリしてたって
ここにあるものだけでいいから