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夢散
流れていた景色が急に途切れて
外に放り出された魚
どこまでも自由で心地よかった場所は
瞼を閉じても映らない
不意に出ようとする欠伸を
自然に噛み殺す
呼吸をしていることに気付くと
一晩たっぷり浸っていた夢が
目の前の色々に掻き乱されて
散らばっていく
干涸びた頭に浮かぶのは
私自身の形
朝の行動形式
道々に散らばっている鱗から分かるのは
傷付いた魚の存在くらいで
人の体に生まれたのなら
時計の針に突つかれて
陸に沈んじゃ居られない
流れていた景色が急に途切れて
外に放り出された魚
どこまでも自由で心地よかった場所は
瞼を閉じても映らない
不意に出ようとする欠伸を
自然に噛み殺す
呼吸をしていることに気付くと
一晩たっぷり浸っていた夢が
目の前の色々に掻き乱されて
散らばっていく
干涸びた頭に浮かぶのは
私自身の形
朝の行動形式
道々に散らばっている鱗から分かるのは
傷付いた魚の存在くらいで
人の体に生まれたのなら
時計の針に突つかれて
陸に沈んじゃ居られない
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