詩*祈りのようなもの* 伴走 作者: a i o 掲載日:2026/02/18 明日見ようと録画した 古い映画も テレビの前に陣取る 籐の椅子も みんなみんな 置いてけぼりにして 去っていった あなたは サヨナラを この家の隅々まで振りまいて そのうち 気配まですっかり 連れて行ってしまうのだろう 急かされるように 過ぎてゆく日々に 明日までも 追い越しそうな今日に 身を置き ふと、視線を落としたゆびさき 指紋の渦の ほどかれ辿るさきに あなたはいて サヨナラなんて、と、 窓をあければ 走り抜ける 縫い合わせた風は 掠れゆくまで