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アイドルの同級生は俺のガチヲタ

作者: 薫納豆
掲載日:2025/11/10

学校では陽キャ×陰キャ。

2人きりのときはガチヲタ×作者。


ラブはないが推しはある。

『アニメ、初回はいかがでしたでしょうか?』

「神アニメになると信じています」


そして、通話を切る。

「アニメ、アニメねえ」

いや、いかがでしたでしょうか? て言われても、わかんないし。

アニメ大好きな訳でもないし、作ったこともないし。

俺は、神アニメになるって信じる、それだけ。


「さて、学校行こう」

けど、ファンの感想って、どうなんだろうな? 忖度なしの厳しい目。




「あら、ラノベ作家さん、おはようございます」

また、この同級生か。

清楚で明るいアイドル、名前? 知らん。

その人の周りには、お友達数人。陽キャの集まり、なのだろう。

「アニメ化したんですってね」

「アニメ?」「ヲタクのね」「ラノベ作家とか」

取り巻きも、本人も、うるさいな。


俺は、返さず無言で席に着く。

すると、すぐにメールが入る。

それを見て、アイドルの同級生を見る。


『ごめんなさい。あと、今日、家に行くから』

いや、いつ打った?




「入っていいか?」

部屋から返ってくる。

そして、ドアを開ける。


「デュフフフ、さあ、アニメ鑑賞しましょう、先生」

「先生はやめろって。

同級生なんだし」


ザ・ヲタクな姿をした、同級生。

何故かバッグも背負っている。

本当、あの陽キャアイドルは何処に行った?

全く似ていない、本人なのに。


「初回、初回ですね、先生。しっかり観ましたぞ、デュフフフ」

「だから、先生はやめろって。

てか、1回観たらそれでいいんじゃないのか?」

「わかってない、先生は全くわかってない。

作者のコメントを聞きながら観る、これぞ神っ」

うん、わからなくていい。


学校では、陽キャと陰キャの関係。

2人きりのときは、ガチヲタと作者の関係。

逆転が…。




「おおっ、これはあそこの商店街ですな! 聖地が確定しました、週末に2人で行きましょう」

「アイドルの君とか? 友達と行きなよ」

「むむ、友達はライトノベルやアニメには興味ないので。と、フラグ」

クラスの人気者たちが全員ヲタクでした。

やめてくれ、何だよそのクラス。

俺は首を横に振る。そいつはニシシと笑う。


「感想、なんかある? まだ初回だけど」

ファンの感想。

「実に神アニメ、何故なら作者が神だから。同級生でライトノベル作家、しかもアニメ化もする。神ですなあ」

「ありがとう、参考にならん」

読んで頂き、ありがとうございました。



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