Memory.1 好きの反対
ラブコメが好きでノリで書いてみたので初めての小説で初めての投稿ですので伸びるかどうか緊張してます笑 気に入って頂ける方が居たら幸いです!
(アラーム音が鳴り眠い目を擦り目を覚まし)
母「起きなさーい壮ちゃーん遅刻するわよー」
壮太郎「はい...」
母:「早く食べちゃいなさーい」
姉「お姉のやつやるよー!」
壮太郎「いいって、自分で食えよー」
姉:「いいからいいからー!」
壮太郎:「19にもなって好き嫌いとか」
母:「壮ちゃん、始業式当日に遅刻はマズイわよー」
壮太郎:「やばっ、いってきまーす!」
姉:「今年こそは友達できるといいんだけどねぇ」
母:「そうねぇ」
姉:「去年なんて文化祭の時にトイレに篭って音ゲーやってたからねぇwまあ、そん時私が気づいて一緒に回ったんだけどね」
壮太郎:「聞こえてるぞ....」
姉:「あ、まだ行ってなかったんだ...あははっ」
壮太郎「忘れ物取りに来たんだよ...行ってきます」
(壮太郎の姉は去年壮太郎と一緒の高校を卒業した卒業生である)
【春休みが終わり当たり障りの無い、退屈な日常がまた始まる、まぁ春休み中に外に出る訳なんてないが、ネッ友と深夜まで白熱したスマブラ大会をやった青春を僕は忘れない...!】
壮太郎:(今年のクラスは...な、なんてことだ..あの相沢祐月と一緒のクラスだと!?相沢祐月と言えば...あの容姿端麗、スポーツ万能、成績優秀のあの!?せめて、せめて目立たない席でありますように...!)
(と壮太郎は心の中で願い)
壮太郎:(な、なんてことだ...よりによって相沢祐月の隣の席だと...!?こうなったら仕方ない...秘技....!寝たフリ...)
先生:「よーしホームルーム始めるぞー、今日からお前らの担任になった今井だ、よろしく頼む」
先生:「じゃあさっそくだが1人ずつ自己紹介してけー」
壮太郎:(出たぞー..陰キャが炙り出される恒例行事、新クラスの始まりに必ずやるであろう自己紹介が..!)
先生:「じゃあ、最初は...相沢!」
祐月「...」(立って座り)
先生:「よし、おっけーだ!次!」
壮太郎:(今のおっけーなのか!?立って座っただけに見えるんだが!?)
先生「えっと...次は...」
先生:「大竹!」
男子高校生A:「にょーん!僕は妖精の国から来た!ささっち!よろぴくみん!」
(教室中が笑いに溢れ)
壮太郎:「やばい...そろそろ僕の番が来てしまう...皆から引かれない自己紹介考えなくては...」
先生:「じゃあ次は...加t」
壮太郎:「は、はい!!趣味はゲームとアニメ鑑賞ですよろしくお願いします」(早口)
(クスクスという笑い声が教室中に響き渡り)
壮太郎:(僕はやった僕はやった僕はやった...)
先生:「じゃあ次はだなー隣の人と10分間話してみろ」
壮太郎:(なんだその行事は!?今までやったこともないぞ!?し、しかも隣の席はあの相沢祐月...どうする!?いや、待てよ?これは逆に脱陰キャのチャンスでは?ここで女子と話せれば僕は陰キャじゃなくなるはず!行け!頑張れ壮太郎!)
壮太郎:「あ、あの...相沢さん...」
祐月:「なに?」(冷たい目)
壮太郎:「い、いえ...その...」(怖いいいい!!)
祐月:「用がないなら話しかけないで」
(祐月は再び本を読み初め)
壮太郎:「えっと....何読んでるのかなぁーって...」
祐月:「本」
壮太郎:「そ、それは分かりますけど...」
祐月:「....」
壮太郎:(む、無視されたァァァァァあ...終わりだ...僕の二年生生活...)
先生:「今日のホームルームはここまで10分間休憩した後体育館に行くように」
(10分間休みになり)
女子のクラスメイト:「相沢さん!放課後...」
祐月:「無理」
男子高校生:「相沢さーん!LINE...」
祐月:「無理」
ナルシスト:「hey!yo..」
祐月:「無理」
壮太郎:(相沢さんって色んな人から話しかけられる割には友達作ろうとしないんだなー人に無関心なのか...?だったら僕自身が嫌われてた訳じゃないって訳か)【ホッとし】
祐月:「なにか用?」(冷たい目)
壮太郎:「い、いやっ!外晴れてていいなぁーってあははっ...」【気まず...】
男子高校生A:「お前相沢さんのLINE交換できた?」
男子高校生B:「いや、それがさぁ、それ言う前から断られたよ...」
男子高校生C:「やっぱハードル高いよなー!完璧美女は、やっぱ彼氏とかいんのかなぁ」
男子高校生B:「あの容姿で居ないは無いだろ流石に...でも!俺はぜってぇ諦めねぇぞ!」
男子高校生A:「おいおい、夢はデカく持てって言うけどよぉ」
壮太郎:(やっぱ皆相沢さんに夢中なんだな...無理もないよな...容姿端麗、スポーツ万能、成績優秀、僕とは生きてる世界がまるで違うよな...)
男子高校生A:「やべぇぞ!あと1分で全校集会始まるぞ!」
男子高校生B:「マジか!」
(男子高校生が走って行き)
壮太郎:(もうこんな時間か...って相沢が寝てるだと!?起こすべきか!?いや...もし起こして機嫌を損ねたら....)
妄想
祐月:「みんな、あの加藤壮太郎ってやつが私の寝顔にキスしようとした」
男子高校生:「マジか」
女子高生A:「最低!」
女子高生B:「近寄らないでくれる?」
妄想終了
壮太郎:(なんてことになりかねない...!いや、逆に起こさなかったら...いや、なんて考えてる場合じゃないよな!本人の為だ!起こそう!)
壮太郎:「あ、相沢さーん...そのー...」【ダメだ!起きない!し、しかも寝顔まで美しいだと!?ダメだ...僕はなんてことを...そんな事考えちゃダメだ...まずは起こさないと...いやでもやっぱり...】
祐月:「何やってるの加藤くん」(目を覚まし)
壮太郎:(や、やばい...起こしてしまった...僕の学生生活...終わりだ...)
壮太郎:「あ、あの....もうすぐ全校集会なので起きた方がいいかなーって....」
祐月:「そ、君も行かないとマズイんじゃない?」
壮太郎:「そ、そうですね...行かなきゃ...あはは」
祐月:「さっき読んでた本、朗読者」
壮太郎:「ベルンハルト!」
壮太郎:「あ、ごめんなさい...」
祐月:「詳しいね、行こ」
壮太郎:「は、はい、、!」
(全校集会が始まり)
校長:「で、あるからして〜」
男子高校生A:「やばい!俺相沢さんの近くでめっちゃいい匂い」
男子高校生B:「いーなー変われよー」
壮太郎:(馬鹿どもが...僕は一つ一つ前だ!そもそも僕が聞こえてるなら相沢にも聞こえてるのでは、、?嫌な気持ちをしてないだろうか)
先生:「うるさいぞー、男子!」
男子高校生A:「あ、すんませーん」
校長:「以上で終わります」
(拍手)
男子高校生C:「相変わらずあの校長の話長いよなー」
男子高校生A:「それなー、俺ケツ痛てぇよ、、お、相沢さんだー1人なのかなぁ、お前話しかけに行けよ」
男子高校生B:「えー、嫌だよ」
男子高校生C:「行くだけ行けって!」
男子高校生B:「わ、わかったよ...!」
(男子高校生Bが祐月に話しかけ)
男子高校生B:「あ、相沢さん...一緒に教室いk」
祐月:「いい」
(早歩きで教室へ行き)
男子高校生A:「相変わらず痺れるねー」
男子高校生B:「こんなことってあっていいと思うか?」(涙目)
男子高校生C:「まあまあ、次あるって」
壮太郎:(相沢さん、人を遠ざけてるのか...?)
(教室へ戻り)
壮太郎:「あ、相沢さん...」
祐月:「なに?用があるなら早く済ませて」
(祐月は読書に集中しており)
壮太郎:「あ、相沢さんって...友達とか作らないの...?」
祐月「いらない、作る意味が無いから」
壮太郎:「そ、そうなんだね...ま、まぁそれは1人それぞれだし..いいと思う...」
祐月:「君こそなんで友達作らないの?」
壮太郎:「ぼ、僕は...作れないんじゃなくて...出来ない...かな...」
祐月:「ふーん」
(再び本を読み初め)
壮太郎:(あれ、僕今小馬鹿にされてないか?いや、気のせいだろう!あ、わかったぞ!相沢さんも僕と同じ類の人間に違いない!彼女も友達を作りたくても作れないに違いない!これは友達を作って3軍に昇格か?)
壮太郎:「相沢さん...よ、よかったら...僕と..友達になりませんか...?」
壮太郎:(って言ってみたはいいけど間違いなく断られるよなー...)
祐月「いいけど」
壮太郎:(やっぱり...ってえー!?)え...?
祐月:「だからいいよって、聞こえなかった?」
壮太郎:「へ、返答が思ってたのと違いすぎて...」
祐月:「よろしく、壮太郎」
壮太郎:「は、はい!」(え...?いきなり名前呼び?)
祐月:「じゃあ私は本に集中するから話しかけないで」
壮太郎:「は、はい...」
祐月:「ありがと...」(小声で)
壮太郎:「は、はい...?」【小声で聞こえなかった...】
祐月:「話しかけないでって」
壮太郎:「す、すみません」
(しばらくして先生が来て)
先生:「お前らこれから下校だけど浮かれて事故だけは起こすなよ」
男子A:「よっしゃー!」
男子C:「モンストしよーぜ!」
(外に出てみると)
壮太郎:「うわ...雨だ...走って帰るか...」
女子高生A:「あれ相沢さんじゃない...?」
女子高生B:「やっぱ噂通りかわいい...!」
(振り返ると)
祐月:「ん...」(傘を差し出し)
壮太郎:「え、これ...」
(祐月が壮太郎に傘を押し付け)
祐月:「友達、なんでしょ?」
壮太郎:「あ、ありがとう...」
祐月:「じゃあ」
(祐月が滑って転びそうになり)
壮太郎:「...!」
(結局祐月は転ばずに)
壮太郎:「だ、大丈夫?」(起き上がり)
祐月:「う、うん....ふふっ...」(泥まみれになった壮太郎を見て笑い)
壮太郎:(わ、笑った...?相沢さんが...?)
祐月:「壮太郎が一番大丈夫?」(壮太郎の頭を持ってたタオルで拭き)
祐月:「それじゃ」
壮太郎:(相沢さんはどこに住んでるんだろう...相沢さんの趣味はなんだろう、あれ、僕は相沢さんが気になってるのか...いや、そんな訳ない...僕は相沢さんに無関心で興味が無いはず...でも)
(祐月の後ろ姿を見て)
無関心...?
(本当に無関心なのか...?)
〜Memory.1 好きの反対〜
最後まで見て頂いてありがとうございます!続きは反響次第で書こうかなと考えてます!下手な小説ですが気に入って頂けたら幸いです!
相沢祐月
黒髪ロング
身長175cm
カーディガンを着込んだ学生服
誰もが認める美人
加藤壮太郎
身長164cm
筋金入りの陰キャ(友達1)←祐月
地味