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バレッタ・ラブ  作者: 新規四季
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「……後輩ちゃんが危ない」


ズキリと鈍い痛みが眼下に走る。

嫌な予感。


予感と言っても演算による未来予知。


「この騒ぎの元か……行かせないよ」


ドクターはあくまでも患者優先らしい。非情に思えて睨むも臆することない様子。


「ドクターは命を軽視しているんですか」

「軽視させられているが正解だ」

「なら」

「ダメだ。特にお前はダメだ」

「なんでッ!!」

「…………ここの施設が、特に『ネイル』はどういう集まりか分かってるだろう」

「…………特殊技能持ちの集まりでしょう?現に私にはこの目がある」

「それだけじゃないんだがね。後輩ちゃん、海里は人工的に特異能力を植え付けられている」

「毒のマテリアルでしょ。聞いたよ。それがなにっ!?コッチは一刻を争うんだ!後でいいだろ!!」

「一凛!」

「……っ!」


「……ここに行くんだ」

「ここは?」

「マテリアル地下実験場。昔、非人道的な人体実験が行われていた場所だ。私は贖罪として」


「私が手を下した実験体の全てをこの手で楽にしてやった後に死ぬつもりだ」



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