表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
バレッタ・ラブ  作者: 新規四季


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

56/59

12

「裏切ったの?」


ネチャネチャとした粘土をこねくり回した様な笑顔に嫌悪と軽蔑を込めて聞けば、その顔は急に凪が来たように真顔に変わった。


薄気味悪い。

それは泪含め、この場所のせいもあるだろう。


ネイルの施設に居たんだ。そう遠くでは無いはずだ。


何も物が置かれてない部屋……いや、アレは泪の武器だろう。

どの形かはよく見えないけど拳銃が転がってる。


「なんか言ったらどうなの!?」

「……ねぇ、なんで私達は人を殺さないといけないんだろうね」

「……それが与えられた使命です」

「使命、使命ね。人を殺さずに生きる人がいるよね」

「……」

「なんで?そう思ったことは無いの?」

「それは……」


あるに決まってる。もし、親が普通にいて、普通に学校へ通って……。

そんな存在しないもしもを、考えない時は無い。


でも、それは無いものだ。


「まぁ、いいや。私は平等にしたい」

「敵となる気ですか」

「敵って何?」

「この日本をっ……」

「作り替えるだけだよ。ねぇ、先生?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ