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海里が一凛に好意を持っているのは彼女があまりにも自由だからだ。
不自由の中で縛り付けられている私たちにとって我を通すフリーダムは蠱惑的すらある。
きっと一凛も私たちと同じなのだから不自由ではあるのだろう。
その中で自由。
その行動原理や態度はあまりにも眩しい。
興味を持つのは簡単だった。
別に恋愛をしたい訳じゃない。
ただ知りたいのだ一凛を。
と思ってたら一凛は一凛じゃないと言う。
参った。彼女とはどうすればいいのだろう。
コミュニケーションを上手く取るにのには経験が足りなく、非合理的と感じてしまう。
……依頼はこなせるだろうか。




