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バレッタ・ラブ  作者: 新規四季


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何を話しかけても同じ事しか答えないぞ、コヤツ。

心做しか機嫌良さそうなのはそのせいか!

スキップなんてしやがって。そんな仕草したことねーだろ!


「うっわ。ダンボールだらけじゃん」

「はい、すべて持ち込みましたから」

「せめて事前に言えよ」

「言いませんよ。拒否られるのは目に見えてるので」

「なんてやつ……」

「あ。因みにもう前の家引き払ったので追い出されたらホームレスですね」

「おまっ」

「寝室は一緒でいいとして、服は、うん、カラーケース入りますね、買いに行きましょう。歯ブラシは洗面台で、シャンプーは一緒のにしましょうね」


ありえない速度でみるみるうちに家がカスタマイズされて言ってしまう。


「どうしてこうなったかね……」

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