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「一凛、荷物持ちます」
「えぇ……いいよ別に。心配し過ぎ。もうなんともないんだから」
「……心配したんですよ」
「え?買いすぎないかって?スーパーで買いすぎても」
「わざとですよね?」
「悪かった。続けて」
「私達は簡単に死にます」
「そうだね。そうゆう風になってる」
「それは私は当たり前だと、それで『平和』を作っているんだと思っていました」
「うん、間違いじゃないね」
「貴女が倒れる度、勢い任せに動く度にヒヤヒヤ時した。ふざけんなと思った」
「ご、こめんて」
「それが何故か分からない。だから死なないで」
「仕方ない。可愛い後輩の頼みだ守ってやろう」
「あ、それと」
「それと?」
「一緒に住むことになりましたので」
「へ?」