38/61
39
「……逃げられた」
「毒を所有していて使わなかったのは逃げる為でしたね」
「海里、行けない?」
「行けますけど行けるだけです。追いつけないし手持ちでは殺しきれないでしょう」
「うへぇ、先生になんて言おうかな……」
「珍しいな。それだけに少々不味いが人を増やすとする。期待してたんだけどな、残念だよ」
「ごめん」
「わ、私が不甲斐なかったんです」
「関係ないよ。でも君達の能力は必要だから引き続きお願いするよ。ああ、あと一凛、メンテナンスを受けなさい」
「はは、バレてらァ……。ごめん後輩ちゃん、暫く頼むね」
「ちょっと!?ええ、一凛!?」
「不味い、調整不良だったのか。急ぎ施設へ行く、着いてくるかい?」
「は、はい」




