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いざ構えるとズッシリと重たい。
「後輩ちゃん」
コソッと話しかける。
「んんん……なに」
「重くて無理」
タメ口になった後輩ちゃんに渡した。
すごく迷惑そうな顔をして納得致し兼ねる顔でサプレッサー付きの銃を貰う。
「3人……2人任せますよ?」
「あいわかった」
茂みを腰をかがめて素早く動く。
常に巡回はしているのだろうが、非常事態に陥ったことは無いのだろう。
警戒心がまるでない。それに慣れてしまったが最後だ。
「こういう非常事態の為なのに」
サッと2人の背後に出て完全武装の隙間、首にそれぞれ一発ずつ打ち込む。
パシュパシュと気の抜けた音で絶命した。
なんなら大人二人が急に力無く崩れ落ちた音の方が大きいまである。
私に視線が向けられる。
その背後から上段振り下ろしで大剣抱えた後輩ちゃんが殴りつける。
間一髪で、避けられてしまった。
後輩ちゃんは大剣を手放して、顎に蹴りを入れる。
怯み、後ずさった武装兵。
地面に落ちた大剣の持ち手の部分を足でひっかけて浮かべる。空に浮いた大剣の柄を蹴り上げて大剣を胸元まで上げる。
それをパシッと掴み、ぶん投げた!
鮮血ぶち撒けながら仰向けに倒れた武装兵。
「えげつな……」




