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「すいませんでした」
「んー、何がさ」
「私がもっとちゃんとしてたら……ッ」
「仕方ない。向こうが上だった。死んでないだけ儲けだよ。でもちゃんと殺したんでしょ」
「確信はありませんが……」
そう言って、私が倒れた後のことを話始める。
後輩ちゃんが試験管を割り、中の液体が気化して煙が蔓延した。その場にいた殺し屋は悶え苦しんでいた。
「私の体って毒なんです。そういう特異体質」
「……え、私大丈夫?毒で死なない?」
「ふふん、逆ですね」
どうやら、私は毒入りの弾丸を喰らって生死の境を迷ってたらしい。
初体験だ。
後輩ちゃんと同じ血液型だから後輩ちゃんの毒をそのまま解毒に使ったらしい。
どうも万能な毒をお持ちですこと。
「ちょっと、話逸れたままになるんですけど、私の話聞いてくれますか?」
「生い立ち?」
「まあ、そうです」
「いいねぇ、どんな、どんな!?」
「そんな楽しい話じゃないですよ手」




