表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
同級生を彼女にしたら、世界最古の諜報機関に勤務することになりました  作者: 林海
第二章 連理比翼、ハレー彗星の年より(全14回:昭和の純愛編)
57/232

14 引き継がれる瞳


 「なぁ、美桜、PTSDで寝られなかった頃より、はるかに寝られないんだけれど」

 「しょうがないじゃない。美岬が元気な証拠よ。

 あれっ、おむつ終わってる。押し入れから取ってくるから、ちょっとだけ抱いていて」

 「ちょっとだけ、じゃなくていいぞ」

 「あなたが抱いていると、赤ちゃんを捕食している熊みたいに見えるのよ」

 「ひどいな。僕だって、傷つくんだぞ」


 美桜はその言葉を完全にスルーしておむつを取ってくると、てきぱきと交換し、そのまま抱き上げる。

 「あれっ、目が開いた。初めて目が開いたよ!」

 「えっ、本当!?」

 初めて開いた赤ん坊の目は、まだ表情もなく、焦点も合ってはいない。ただ、その瞳の中にはきらきらとした青い輝きが宿されていた。


第二章、終わりです。


第三章も短編で、16歳秋、文化祭


の予定です。

引き続きよろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ