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とりとめもない

作者: 七夕


この丘から星を放つ


すべての隔たりを超えて


あなたにも見えるような輝きを


あなたにしか見えないような輝きを


存在のすべてをかけて


ここからあなたに寄り添おう




むかしから怖かった


人が、世界が、


それでも見つけた片割れ


そう思っては心の一部とした


ありきたりな欠落


その一部は強引に引き剥がされた


痛みの残る心には


深い孤独、それしかなかったんだ




寂しさも痛みもわからなくなった


泣けたらいいな


撒き散らせたらいいな


この悲しみと喪失を


でも進もう


時とともに流されよう



流されてた笑


そろそろ出なきゃな


自分の足で歩いて


行きたい場所に向かおう


気づいてないかもしれないけど


助かったよ


手を差し伸べてくれた気さえしてないかもしれないけど


確かに救われた


その適当さに


さぁ歩こう


これからは自分の意思だ



そしてこの丘にたどり着く


至らないこの身を


形の悪い生身を


ほんとのほんとを


星にして流そう


今生きていられる喜びを


この世界にまき散らそう!


確立した個が交わり


光が重なるこの世界こそ美しい


そう感じられたなら


きっと何よりも幸せだ



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