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MOIRA  作者: 流民
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 四章 ~begin~



 エイジアの動きは総てI・Hと諜報員を通してタイラントの下に情報は伝えられていた。

「三人はエイジアの首長国日本が確保したようです」

 報告書を持った秘書がタイラントに報告している。

 その書類に目を通して、頷くタイラント。

「で、どうするのだねこの先?」

 秘書を鋭い目つきで見つめるタイラント。その目つきだけで耐性の無い人間であればすぐに逃げ出したくなるだろう。実際、秘書もその逃げ出したくなる一人だ。

「は、はぁ……」

 言葉を詰まらせる秘書。それに少し失望の色を混ぜて見つめるタイラント。少しため息を吐いた後、諦めたように秘書に話しかける。

「まあいい。とにかく、暫くは監視を続けろ。それにエイジアの連中も今後どのような動きを取って来るか解らん。軍には十分に警戒させろ」

 その言葉でこの話は終わりだろうと思った秘書は、少しほっとした表情になる。実際、タイラントの機嫌を損ねたからと言う理由で何人もの秘書が首になっている。そう言う噂をこの秘書も聞かされていたのだ。実際の所は、ほぼ都市伝説の様な物だったが、それに信憑性を持たせるだけの殺気の様なものがタイラントには有った。

「もう下がっていいぞ」

 秘書はそう言われると少しほっとしたような表情を見せ、頭を下げてその場を急ぎ足で離れる。その秘書の姿を見送り、部屋を出た所でタイラントはまたため息を吐く。

「全く、使い物にならん奴らばかりだ……」

 そう、タイラントは信用できる部下が一人もいなかった。それぞれに優秀な人材はいる。しかし、自分の思考を理解して、先手を打って行動できるような人間はタイラントの周りには一人もいないのだ。

 そう、春日の下にいる氷上のような人物をタイラントは求めていた。しかし、タイラントがあまりにも有能なため、それはかなう事はなかった。

 今まで秘書は何人も入れ変わっていたのはその為だった。

 ひとしきりため息を吐いて、タイラントは内線をかけ、警備局の責任者モーゼルを呼び出し、数分後モーゼルがタイラントの部屋をノックする。

「入れ」

 部屋に入るとすぐに頭を下げタイラントの目の前に立つ。

「お呼びでしょうか閣下?」

 少しサディスティックに笑うモーゼル。

「忙しいところすまんな。早速だがこの報告書を見てくれ」

 タイラントに手渡された報告書を手に取り、早速その内容を読み始める。

「ほう……なかなかに面白い状況ですな」

 口元を歪めて笑うモーゼル。

「それで、どう思う?」

「そうですな……」

 顎に手を当てて少し考えるモーゼル。

「軍事の事に関して、私は専門外なので、お答えする事は控えさせていただきますが、これを期に煙突公社の全権をガルメシアが握る事が出来るのではないでしょうか?」

 モーゼルの答えにタイラントも少し口元を緩める。

「そう思うか?」

「ええ、恐らくエイジアはこれを期に煙突の利用権についてかなり口出しをしてくるでしょう。何せメルキゼデクを手に入れたのですからな」

 モーゼルはそう言うとタイラントも頷く。

「だが、どういう手で攻めてくると思う? 直接的に煙突を攻めて来るとは思えない。あまりにもリスクが大きいからな」

 タイラントの言葉にモーゼルは自分の端末を開きタイラントに見せる。

「これは先日情報部からもたらされた情報です」

 タイラントはモーゼルの顛末に眼をやる。

 そこに書かれた内容にタイラントは少し驚く。そこには、タイラントでさえも知り得なかった事が書かれていた。その内容はエイジアがガルメシアに対して軍事行動を取るといった内容だ。それも、直接煙突を狙う訳ではなく、南アフリカを標的にしている。エイジアの狙いは南アフリカを手に入れる事でレアアースやレアメタル等の希少金属や希土類を確保して、それを持ってガルメシアの産業を停止させようとしているのだ。そして、それによって煙突の利用権を拡大させ、ガルメシアの手の及ばないようにする事だろう。

「恐れ入った……まさかこんな大胆な事を考えているとはな……」

 タイラントの言葉にモーゼルはまた歪んだ笑みを浮かべる。

「全くです。いったいどうやってこれを実行するのか。まだそこまでは情報部もつかめておりません」

 その言葉を聞いてタイラントは少し考え込む。そして、少しの沈黙の後また話始める。

「恐らく奴らは煙突を目指してくるだろう。それもかなりの少人数でだ」

 タイラントの言葉にモーゼルは少し眼を細める。

「ほう……しかし、あのテロ以降煙突公社の警備も幾分厳重になっております。そう簡単には侵入できないでしょう」

 モーゼルの言葉にタイラントは答える。

「ああ、確かに警備は幾分厳重になっているだろう。しかし、まだまだ穴だらけだ。そこで、この状態を利用したい」

 タイラントの言葉の意味を理解したモーゼルは少し声に出して笑う。

「くくく……、確かに今の状態を利用すればガルメシアは煙突を確実に手に入れる事が出来ますな」

 モーゼルの言葉にタイラントも頷く。

「それでは、警備局として煙突公社に打診しておきましょう。今後は我々が煙突の警備を行うと」

 そこでタイラントはモーゼルの言葉に首を横に振る。

「いや、君たちの役目は別だ。煙突の警備には軍を動かす」

 その言葉に少し言い返すモーゼル。

「我々の実力をお疑いですか閣下?」

「いや、そうではない。君たちの実力は十分に解っている。だからこそだ。ここで早々に君たちが彼らを取り押さえてしまっては意味がない」

 タイラントの言葉に少し考えるモーゼル。

「ほう、閣下はまだ先の事を考えておられるようだ。出来れば、私にもその考えの一端をお話しいただけませんかな?」

 モーゼルの言葉にタイラントは頷く。

「ああ、いいだろう。だがこの事は……」

「解っております。国家機密に当る情報です、他言は致しません」

 モーゼルの言葉を聞いてタイラントは話始める。

 

 モーゼルが部屋を出た後、タイラントは直ぐに軍務大臣を部屋に呼ぶ。基本的にはタイラントの執務室の周りには政府の高官や大臣達の執務室が有る為、用事で出かけていない限りは直ぐに来る事が出来る。直ぐに軍務大臣がタイラントの部屋をノックする。部屋に入るとすぐに敬礼をする軍務大臣。

「お呼びでしょうか閣下?」

「ああ、スウェイン忙しいところ呼び出してすまないな。楽にしてくれ」

 タイラントの言葉に強張らせた体の緊張を少しとく。

「ところで、この前の煙突に対するテロだが、情報部の話ではやはりエイジアの連中が行ったテロのようだ。まあ、その報復措置はいずれ君達軍部の人間にお願いしなければならないと思っている」

 タイラントの言葉にスウェインは頷く。

「その時はお任せください。エイジアの連中に眼に物を見せてやりましょう! いつでも出撃できる準備を整えて起きます!」

 スウェインの言葉にタイラントは少し口元を歪める。

「ああ、頼りにしているぞ。しかし、今日来てもらったのはその話をする為ではない」

「と、言いますと?」

「ああ、実はこれも情報部からの情報なんだが、どうも第二のテロが煙突に対して計画されているらしい」

 タイラントの言葉にスウェインは驚く。

「まさか……警備も厳重になっております。そう簡単には侵入は出来ないのではないでしょうか?」

 少し深刻な表情を作るタイラント。

「ああ、確かにそうだ。しかし所詮は民間の警備会社だ。コソ泥を捕まえるのとは訳が違う。相手は訓練されたテロリストだ」

 納得した様に頷くスウェイン。

「確かにそうですな……では、いったいどうするおつもりですか?」

「うむ。そこで君たちの出番だ。君たちが直接煙突の警備に着いてほしい」

 タイラントの言葉にスウェインは驚く。それも無理はない。一応、煙突公社は主権を持った国の様に扱われているのだ。それを、軍隊が勝手に煙突の警備に入るというのは尋常ではない。

「しかし、それでは煙突公社から重大な抗議が来るのではないでしょうか?」

「なに、君が心配する事ではない。大丈夫だ、私がちゃんと手を打っておく。いいか? これは人類の未来を守るための仕事だ。多少の障害があっても、君たちはこれをやり遂げなければならないのだよ。それが我々、ひいては世界の為になるのだ。そうなれば君は一躍英雄だ。煙突を守った英雄と世界中の人々が君の事を讃えるだろう」

 タイラントの言葉にスウェインはもう完全に夢見心地な状態になっている。自分の明るい未来を信じて疑わない眼だ。

「やってくれるかね?」

 タイラントの言葉にスウェインは力強く敬礼で返す。

「解りました。人類すべての未来の為、万難を排して命令を実行致します!」

 タイラントは少し顔を歪ませて笑い、スウェインの肩を叩く。

「君には期待しているよ」

「閣下、早速準備にかかりたいと思いますので、これで失礼させていただいて構いませんでしょうか?」

「ああ、悪いが早速かかってくれ」

「解りました。ガルメシアの為、世界の為頑張らせていただきます!」

 そう言ってスウェインは敬礼をして、意気揚々と急ぎ足でタイラントの部屋を出て行く。

「扱いやすい奴だ。さて、これで奴がうまくやってくれれば、後の事が進めやすくなる……それに、奴の後釜も用意しなくてはな」

 タイラントはそう呟くと窓から見える景色を眺める。


 スウェインは意気揚々と部屋を後にして、直ぐに陸軍大将のグリーンフィールドを呼び出す。そして間もなく来たグリーンフィールドに早速先ほどタイラントに言われた事をそのまま話す。

「閣下? 煙突の防衛は解ります。しかし、今閣下の言われた事は、いくらガルメシアの傀儡の様になっている煙突公社だとしても重大な主権侵害になるのではないでしょうか?」

 グリーンフィールドの言葉をまともに聞く事も無く、答える。

「それはタイラント閣下が何とかして下さる。だから君は何も考えずに命令通り動けばいい。いいかね? これは命令だよ。君に拒否権は無いのだ! 解ったかね?」

 グリーンフィールドはスウェインにそう言われてしまえば従わざるをえない。それが一応民主主義の軍隊である事の宿命なのだ。

「……解りました。では、早速準備に掛からせていただきます」

 彼はスウェインに敬礼して苦い表情を浮かべたままスウェインの部屋を後にする。グリーンフィールドを見送ってスウェインは窓から見える景色を眺めて、思わず顔を綻ばせてしまう。

「これで私にも大統領の目が出て来るかもしれんな。次回の大統領選は……ふふふ……」

 スウェインはそう呟いて笑みを浮かべていた。


 部屋を出たグリーンフィールドは悲壮な顔をしていた。軍人である以上、命令は絶対だ。しかし、それでも自分の身を守る物は持っていなくてはならないだろう。このままでは何かあった時は総て責任を取らせられる事になるだろう。そうなれば、確実にガルメシア陸軍は一時期ではあるが、混乱を呼ぶことになる。そこをエイジアにつかれれば、負ける事は無いだろうが、かなりの損害を受ける事になりかねない。

「さて……どうした物か……」

 グリーンフィールドは部屋に戻り頭を悩ませていた。しかし、命令で有る以上、それは絶対なのだ。仕方なく彼は参謀たちを呼び寄せ、煙突の防衛計画を練る事にする。

 暫くして、参謀たちが会議室に集まり、グリーンフィールドである彼が最上段の席に座る。

「みんな、遅い時間に集まってもらってすまない。しかし、軍務大臣、いや大統領からの命令だ、申し訳ないが皆の知恵を貸してほしい」

 彼は参謀たちに頭を下げる。

「将軍、軍人である以上有事に備えるのは当たり前です。お気になさらないでください」

 参謀の一人がそう声を掛け、それに全員が頷く。

「それで将軍、どういった内容の命令なのでしょう?」

 一人の参謀が言葉を続ける。

「ああ、命令書は追って出るだろうが、命令は『煙突を防衛せよ』だ」

 グリーンフィールドの言葉に一同黙り込む。その言葉の意味を理解しているからだ。

「将軍、意見具申よろしいでしょうか?」

 一人の参謀がグリーンフィールドに発言の許可を取る。

「構わん。忌憚のない意見を聞かせてくれ」

「では。まず、このような事は私が言うまでも無いと思いますが、再確認の為に申し上げます」

 参謀の一人は言葉を続ける。

「まず、煙突の防衛と言われますが、一応煙突公社は国ではないものの独立した機関です。これは、世界各国から信任を得ている事実です。もちろん、ガルメシアの影響が大きい事は間違いなく、ほぼガルメシアの傀儡と言っても問題ないでしょう。しかし、それをガルメシアだけで防衛するとなると世界からの批判が集まるのは間違いありません。特にエイジア、更に力は弱まったとはいえ欧州連合からの批判もかなり強くなるでしょう」

 参謀の言葉に頷くグリーンフィールド。煙突公社はかなり微妙な立ち位置で今の所はガルメシアに有利に動いてくれている。それはガルメシアが煙突の維持に多額の出資をしているからだ。公社のトップもガルメシアの息のかかった人間が常になり続けているのもそのためだ。しかし、今回の件でガルメシアが単独で煙突防衛に乗り出したら、世界の批判を受ける事は間違いない。そして、それに伴って、煙突公社は確実にその独立不遜の精神を発揮する事になるだろう。そうなってしまえば、今まで世界のトップに君臨していたガルメシアとしては非常にまずい事態になりかねない。

「そこで、私の意見ですが。今回の防衛の命令ですが、多国籍軍を組織してはいかがでしょうか? もちろん、防衛の指揮はガルメシアが取る事にして、各国からは軍隊を派遣してもらう。逸れであれば煙突公社を始め、各国との調整も取りやすいのではないでしょうか?」

 確かにこの案であれば、世界からの批判は弱くなるだろう。煙突設備も各地に膨大に有る。ガルメシア国内だけでもかなりの数の施設があり、パイプラインだけでも何千キロという長さだ。これをガルメシアだけで守るのはかなり難しいと言える。

「確かに君の意見には一理あるな……」

 しかし、グリーンフィールドは今回の命令の意図を考える。

「確かに、煙突施設全体を防衛しようとすれば我々ガルメシアだけでは難しいだろう。しかし、恐らく煙突施設全体を守る必要はないだろう。もっとも守らなければいけない重要な設備は私が思うには唯一の設備、煙突だけだと思う。その他はいくらでも替えが利く。それであれば恐らく今回の防衛は煙突本体のみの防衛として命令されるのではないかと思う」

 グリーンフィールドの言葉に、先ほどとは別の参謀が口を開く。

「しかし将軍。それであれば更に各国の批判は大きくなるのではないでしょうか? 煙突の国有化と思われかねません」

 参謀の言葉はもっともで、煙突設備全体を防衛するからこの命令はまだ正当性を持つことになるだろう。それは設備の防衛と人命の尊重として捕えられると説明すれば、いい訳は成り立つからだ。それを煙突だけの防衛となれば、世界は間違いなく別の意図を勘ぐるだろう。それでも無理を押してこの防衛を進めれば、各国からの非難だけですめばいいが、最悪戦争と言う事態になりかねない。そうなればせっかく落ち着いてきた地球環境もまた前の状態に逆戻りしてしまうだろう。その時はもう人類は地球には生きていく事は出来ないだろう。そう、人類は間違いなく滅亡するだろう。

「解っている。しかし、恐らく命令書にはそう書かれてくることになるだろう。たとえどんなに愚かな命令でも、我々は国のトップが決めた事には従わなければならない。それが民主主義の国家の軍隊の宿命だ」

 グリーンフィールドの意見に参謀達は黙り込んでしまう。

「とにかく、我々は出来る限りの防衛手段を考えなければならない。もちろん、それは煙突の防衛と言うだけに止まらない。ガルメシアの、ひいては世界の平和の為にも、だ!」

 グリーンフィールドがそう言うと参謀達は黙ったまま頷く。そして、その夜は様々な議論が交わされ、夜が明けるころにはようやく一つの防衛計画要領が出来上がる事になる。

 

 一夜明けて朝すぐにグリーンフィールドの下に命令書が届く。そこにはやはり煙突の防衛を直ちに実行せよという命令が書かれていた。そこにはもちろん軍務大臣のスウェインのサインも書かれていた。

「来るべきものが来たか……仕方ない全部隊に命令しろ。防衛作戦要領に従って煙突の防衛を行えと」

 命令は直ぐに伝達され、この命令を受けたガルメシアの精鋭と呼ばれる『陸軍中央即応旅団』が命令した一時間後には先遣隊を送り出した。

 それと同時にガルメシアからも煙突公社と世界に対して煙突防衛を行う旨をスウェインが説明する。それは煙突の防衛の正当性を説明した。

 これに対してエイジア、欧州連合は敏感に反応しガルメシアに対して遺憾の意の表明を行う。が、その後に続いた発表で、批判の的をすり替える事になる。

演説が行われる一時間前にはモーゼルにタイラントからの命令が下っていた。命令の内容は、『煙突公社の責任者を拘束せよ』だった。罪状は収賄の疑いだ。もちろん、その時点では何も証拠などなかったが、巨大な権力を持つ煙突公社の総責任者が、完全に清廉潔白の持ち主とも思われず、実際に拘束した結果後付けではあるが、それは事実と判明した。

それも有って、煙突公社は有効な抗議文も送る事は出来ず、ガルメシアの軍隊を煙突の防衛として受け入れざるをえず、世界に対して抗議を発表する事も出来ずに終わる。そして、直ぐに代理の煙突公社の総責任者が任命される。それはもちろん今まで以上にガルメシアにどっぷりと浸かった者が責任者となる事になる。そして、代理の総責任者は世界に対して声明文の発表を行った。

「煙突公社はガルメシア共和国の軍隊を受け入れる」と演説したのだ。

 その理由としては、今まで公式には秘密にされていたテロに対しての対策と言う事が表向きの理由だった。

 そして、その後モーゼルの発表が行われ、テロの実行犯を捕え、それがエイジアの中華共和国からの命令を受けていた事が明らかになったと発表された。それに対してガルメシアは重大な脅威とされ、断固として非難すると表明する。しかし、今回は煙突の被害が少なく、運転にも支障が無い事から軍事的な行動は示唆されず、抗議を行うだけにとどまった。

 その発表に対してエイジアの代表である春日は調査中と言うにとどまったが、単独で行った中華共和国の発表は事実無根と声明を発表し、ガルメシアの自作自演と痛烈に批判する。

 世界はきな臭い雰囲気に包まれる事になる。



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