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○○ではなく、○○に転生しました。

ヒロインではなく、悪役令嬢でもなく、騎士団長の息子の姉に転生しました

皆さん、はじめまして。

私は、ある王国の騎士団長の娘です。


こう自己紹介したからわかったと思いますが、私、転生者です。この世界はある乙女ゲームの世界です。

なのに、神様の意地悪なのか、悪役令嬢にしてくれなかったんですよ!悪役令嬢になりたかったのに…

ヒロインは絶対に嫌です。逆ハーレムなんていらないです!


……一番最初の自己紹介でわかったと思いますが、逆ハーレムの一人の騎士団長の息子の姉です。

というわけで、生まれた時から前世の記憶があった私は、弟があんなバカにならないように教育してきています。


まだ、乙女ゲームの物語は始まっていません。さてさて、私の弟への教育はどう影響するのでしょうか。


…………え?私はヒロインに対して何かしないのかって?しないです!まず、めんどくさいですし、学年が弟と一緒で2個下だし、……うん、やっぱり一番の理由は見ているだけのほうが面白い!

ていうことで、どうなるのでしょう。

楽しみですね~。




現在、私は学園を卒業しました。そして、弟が最終学年です。


ヒロインが転入してきたのは、私が卒業した年の春です。やっぱり、最初からいろいろやったらしいですよ。

第二王子に取り入ったり、他の男にも取り入ったりしたらしいですよ。ちなみに弟のところにもきたらしいです。

その日は、帰ってきてなんか知らない女がなんでも知ってるように話しかけてきて気持ち悪かった、と話してた。


ヒロインよ、ざまぁです。


ちなみに学園は希望者だけが寮生活です。

そして、次にやったのが第二王子の婚約者の公爵令嬢にいじめられたと偽装することです。公爵令嬢は全くなにもてをだしていません。自分で魔法を使って、幻影を作り出したりしてやってるようです。

それをやっていて疲れないですかね。






さてさて、こんなことをやっているうちに弟の卒業する時がやって来ました。

私は騎士団長一家を代表してやって来ました。

このあとの卒業パーティーにも弟のパートナーとして出る予定です。

卒業パーティーは第二王子が公爵令嬢に婚約破棄する場面です。まさか、実際に生で見れるなんて…

「姉上、大丈夫ですか?」

「大丈夫よ。少し楽しみなことがあってね。」

「姉上の楽しみなことが今でもわからないんですけどね。まぁ、パーティーは一緒に楽しみましょう。」



パーティーは順調に進み、終盤に入りそうなときに事件が起こりました。

あっ、婚約破棄のことですよ。

第二王子が公爵令嬢に向かって、乙女ゲームの定番のセリフを言ってます。

「公爵令嬢、お前との婚約を破棄する‼」

「ッ!なぜですか!?」

「お前が俺の愛する彼女をいじめたからだ!」

「そんなことはしていないですわ。」

「知らないふりをするな!証拠は出ている‼」

「…それは、証拠ではなく、証言ではなくて?幻影を作り出したりすれば簡単なことですよ。」

おぉ、公爵令嬢が冷静に対応してるよ。すごいなぁ。

第二王子はなにかずっと喚いている。そのようすに我慢できなくなったのか、弟が公爵令嬢と第二王子の間に入っていった行きます。

「お前は誰だ!この俺は第二王子だぞ!邪魔するな!」

「それは失礼いたしました。しかし、ここはパーティーの席、場をわきまえてもらいましょう。……公爵令嬢大丈夫ですか?」

「大丈夫です。パーティーを嫌な空気にして申し訳ありません。」

「なんで、なんで、騎士団長の息子が悪役令嬢の味方をするの?乙女ゲームのシナリオと違うじゃない!」

どうやら、ヒロインは私と一緒で転生者っぽい。私も割り込もうかな~。

「えぇ。違いますわね。しかし、私たちが転生している時点でシナリオとは違いますよ?」

おお!悪役令嬢も転生者だったとは。

「ヒロインになっても自分が好きなようにできるとは限りませんよ。……第二王子様、婚約者がいるなか、婚約を結んでいない女性を抱きしめる不誠実な方とはこちらからも婚約破棄させていただきます。それでは失礼します。」

そう言って、公爵令嬢は去っていった。が、弟がそれを邪魔する。っていうより、追いかけて行っただけだけど。



追いかけていったあとのことは、弟から聞きました。なんか、ヒロインという言葉が出てきたことから、私と話が会うのではないのかと思ったらしく、私を話し相手に推薦したらしいのだ。それから、私は公爵家に呼ばれ、お友達になりました。



数年たつと、なんと弟が公爵令嬢とくっついた‼

まさかこんな結末になるなんて……

まぁ、悪役令嬢が幸せになったからいいか。あぁ、私は大好きな本を読みながら、のんびり過ごしますよ。それでは皆さんごきげんよう。




ちなみにヒロインはあのあと、第二王子と婚約をして、いろいろやらかし牢に入りましたとさ。やったことは皆さんのご想像にお任せします。

やはり、乙女ゲームに転生するなら、公爵令嬢(悪役令嬢)に転生して、いろいろやらかしたいですよね。という、作者の本当の思いが少し入っています。

観察することも面白いと思いますけど……もちろんストーカーにならない程度ですよ。


感想など書いていただけると嬉しいです。

また、〇〇に転生したかったのに〇〇になりました。など、こんな感じのもので読みたいものがあれば教えてください。

よろしくお願いします。

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― 新着の感想 ―
[一言] 弟と公爵令嬢とのことの顛末や転生姉の恋愛も読みたいですね。
[一言] あの改行と空白をもう少し使ったほうが いいと思いますよ。 これでは読み辛くて内容が入ってきにくいので。
感想一覧
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