【中学三年生、出会い】
中学三年生の頃、僕は学校に馴染めなかった。
クラスの奴らはガキっぽいし、
イジメはさしてダメージにはならなかった。
所詮、こどものイジメ。
相手にする必要は無い。
だけど、こども故に、無知故に残酷だ。
僕は殴られるより無視される方が堪えた…
まるで僕は最初からいないようで、
『お前、本当に使えねぇな、』
『アンタなんて産むんじゃなかった、』
イジメに家庭内暴力…
僕の居場所は学校にも家にも、どこにもない…
それでも生きたのは
いつか幸せになれると信じていたからだ。
死ぬより生きたかった。
死にたい人はきっと誰よりも生きたいのだ。
そんな僕の些細な支えは
同じのクラスの不登校な生徒…吉良くんだった…
彼とは中学一年生の知り合った。
なんか気になる。
それだけだった。
入学式から金髪で、
普通ならDQNかよ、って思うだろうけど
僕は彼の存在に違和感を感じた。
大人しすぎる。
入学式から金髪にするような奴なのに
問題を起こしたりしない、
友だちはいるみたいだけど
いつも一人でいるイメージ…
一年の時に隣のクラスで
合同の体育の時、初めて話した。
「それではペアを組んでパス連。」
本当に教師を殺そうかと思った。
ボッチに対する死刑宣告すんなや…
『…組む?』
『え?』
『俺も…ペアいないし…嫌だったらいいけど…』
『え、…あの…いいんですか?』
『えっと…うん。』
たどたどしい言葉は想定外で後日、
彼も自分同様に人見知りでコミュ障だと知った。
そこからたまに話すようになった。
ヤンキーやDQNは苦手だけど
彼は好きだった。
僕が初めて友だちになりたいと思った人だった。
もとより不登校気味な生徒だったから
結局彼は卒業式も来なかった。




