ウサギ?だ!
さて、借金帳消しにされて1日
実はまだクレド達と一緒にいる
理由?
あの話の後クレドが
「よし、すまないがもう少し一緒にいてくれよ?
明日はエスリの武器やら道具やら買いに行くからな」とか言っても聞かなかったからだよ!
と言うわけで
クレドが私用の武器(日本刀)や道具(冒険者キッドみたいなやつ)やらを買い私のクレドに対する借金は合計五十万位になった
……因にだが、クレドはAランク冒険者、つまり金には困っていない
だから、一応他人の私にこれだけ使ったんだろう
でもな?
おかしいの変わらないからな?
しかも、私が止めなかったら普通に二百万位の日本刀買おうとするしな
その上こいつ、私が借金返すっつったこと信じてねー
私が「払えなくなるから止めろ」っても「大丈夫俺が払うから」とか言い出すし
はあ…
何でこんなに疲れてんだ?
あ、いい忘れてたがもうあの町出たから
え?早い?
さっさと出ねーとあいつらとずっと一緒になっちまう
だから今は森の中
ってか、迷ったから現実逃避と言うことで思い出してた
…
………
そーだよ!!
迷ったんだよ!!
ミスったよ!!
「はぁ
どーすっかなぁ?
とはいえ、気配とかそんなんわかんねーしなぁ」
仕方なしに独り言をブツブツ言いながら歩いていると
ガサッ
「!?」
音に反応し思わず腰にある日本刀に触れてしまう
だが
ひょんひょん
現れたのは可愛らしいウサギ?だったためホッとしたのだがウサギ?はこちらに気づいた瞬間
ダッ
すぐさま私の首に噛みつこうとしてきた
「!?」
咄嗟に首を回し避ける
だがウサギ?は私の後ろで直ぐ様方向転換し
「がっ!!」
がら空きな私の背中に体当たり
これが予想外に痛い
気を抜いている場合ではないと、直ぐ様気を引き締め刀を抜く
そして、近いとスピードのあるウサギ?の方が有利になるので後ろへ下がりつつウサギ?の方を向く
そして、自分の体制が整ったら待たずにダッシュ
「キュッ!?」
これはウサギ?も驚いたのか凶暴さに似合わぬ可愛らしい鳴き声
(ごめん)
心の中で謝りつつ
ザシュッ
ウサギ?の首と斬った
☆☆☆☆☆
「ハアハアハア」
刀に血がついてる
「はあはあはあは、あ
…はああああ
初めて、だな
生き物を殺したのは」
チラリ
そこにはウサギ?の死体があった
正直、あまり好きじゃない
こういうのは
だが、
「放置、はダメだよな
解体何てやったことねーがやってみっか」
冒険者キッドの中から短剣を出し
ウサギ?の死体を解体していった




