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奴隷から解放!

グーギュルギュル

「う……やば…い、な」

く、もう2日も何も口にしてない、飲み物すらないから声が…

やべえ、意識も朦朧としてき、た…


☆☆☆☆☆

エスリが気絶した後



コツコツコツ

ガチャ

「ここが一番安いところです

あ、ちっ

寝てやがる…

起こしますか?旦那」

「いや、いい

で?二人でいくらだ?」

「へい、二人合わせて十万ベル(1ベル=一円)です」

「安いな

病気持ちか?」

「いえいえ、こいつらは全然売れないので明日にでも処分予定だったんですよ」

「そうか…

買おう」

「!まいど!

こいつら、今起こしますか?それとも、また来たときに受け渡ししますか?」

「……

次だ

三日後にまた来るからそれまでに動けるようにしといてくれ」

「へい、わかりました」



☆☆☆☆☆


「おい!おきろ!飯だ!」

!!

同時に起きたスフォンと、顔を合わせてから、もし毒でもいいと思い飛び付いた


ガツガツガツ

ゴクゴクゴク


「おい!そのままでいいから聞け

お前らを買うやつが見つかった

三日後に来るそうだから準備しとけ!」


そういい終わるとその人は出ていった



☆☆☆☆☆

「ふー、満腹満腹」

おー、久しぶりに飯食ったわ

ってか、あれで満腹になるとは、人は馴れるものだな

「そうね、久しぶりに食べたからあれで十分ね

ところで、遂にあたしたち買われるのね…」

「ぽっいなー

でも、お前らっていってたからまた一緒だな!」

「そうね、けど、同じ人に買われても同じところで働くとは限らないわよ?

それに、どんな人かも分からないし」

「確かにな~

男かな~女かな~」

「……相変わらずあんたは軽いわね」

まぁねー

「とりあえずお腹いっぱいになったし寝よーぜ?」

「はぁ、体力も少なくなってるしね

おやすみ」

「おやすみ!」



☆☆☆☆☆

三日後


「おい!この御方がお前らを買ってくださった人だ」

男か

まぁ、別にいいけど

男より女の方がよかったな~



「「これからよろしくお願いします」」


「ああ、これからのことは宿で話す

着いてきてくれ」


「「はい」」


☆☆☆☆☆

男の宿



ガチャ

「まぁ、適当に座ってくれ」


へぇ、奴隷に座れってまぁいいやつっぼいな


「はい、ありがとうございます」



「さて、これからの事だか…

まずは自己紹介からだな

俺は、クレド

Aランク冒険者をやっている

で、お前らを買った理由だが家事をしてほしいんだ」

家事か~できるかな?


「はい、分かりました。クレド様

あた、ん!私はスフォンと申します」

「私はエスリと言います」


「分かった

スフォンとエスリだな?

で、何か質問はあるか?」


「はい、家事と言われましても何をすればいいのでしょうか?

部屋も綺麗なようですし、食事だって宿や他のところでもすることができます。

この国に住むのですか?」

スフォンが質問した

確かに、何すんだろ?


「いや、じ、実はな

女の子の手料理を食ってみたいんだ」




……

は?

そんなことのために奴隷を買ったのか?

二人も?

ほら!スフォンだって開いた口が塞がらない状態じゃん!



沈黙

沈黙が痛いなー

「あ、その、本当は一人でよかったんだけど二人とも処分予定だって聞いたからつい……」


ついて。

あーうん、この人めっちゃいい人だわ

「はぁ、スフォン料理出来る?」

フルフル

やっぱりな

「私達は料理ができないのですが……」


「あ、大丈夫!

料理下手が頑張った料理も男の夢だから!

あと、敬語もいらないよ?

堅苦しいの苦手だから」

「え、ですが……」

「んー、じゃあ命令!

普通に話して!」


「……

はぁ、分かった

とんでもねぇーお人好しだなクレド様は」

「あ、その『様』ってのも無しで」

「分かった分かった

クレドね


おーい、スフォン

戻ってこい

驚きすぎだろ」

「ハッ!

いや、普通驚きま、驚くでしょ

奴隷にたいする扱いじゃないわよ……」

同意だけどな!

私も堅苦しいの苦手だからな



「あ!これからよろしくな!

スフォン!エスリ!」


「ああ、よろしくな?

クレド」

「うん、よろしく

クレド」


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