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今ここです!

『新生活の始まり!』を先に読んだ方がいいです

見てない方はそちらをどうぞ

こんばんはー

冤罪で婚約破棄されて、その上適当な村に捨てられたエスリ・サファイアでーす

あ、違うわ

捨てられたからただのエスリだ!


あっ!私の歳、言ってなかったな!

14歳だぜ?


・・・うん、ごめんね?

いやー、ビッチが王子たち攻略すんの早めたっぽくてさぁ

お陰でまだ成人してないのに捨てられたよー

あのクソどもめいつか仕返ししてやろうか?

まぁ、無理だと思うけどね

え?何で無理かって?

いやー、じ、つ、は




あの村、拾ってくれたと思ったら売りやがった☆




だからね?今いるのはまた馬車の中だよー

いや、油断したわー

1週間良くしてくれたからいい人たちかと思ったら、いきなり睡眠薬飲まされたよ?

で、気がついたら馬車の中。オワタ

まーでも、元々いた、王国じゃなく、近くの自由国だからましかなー

知り合いに会ったらたまんないしな

しかも、自由国は奴隷にたいしても法があるから、まだ扱いはましだ

ま、奴隷は奴隷だか



あーオワタ

店に着いちまったよコンチクショー

諦めて、いい人が買ってくれるといいな

ま、私は別に綺麗でもないし、元貴族だから、つよくもないから、速めに自分で代金の分働いて自由になるしかないな~



☆☆☆☆☆

とか、思ってたの誰だよ!

私だよ!

くそっ!

甘かった甘すぎだわ!

私に良いところないからお陰で売れ残った!

しかも、だからだろうな~

私の扱いも最悪になってきた!

最初は1日2食だったのが今や2日に1食だ!

「腹へった~」

グー

思わず呟いたら

「あんた、何でそんなに軽いのよ」

「え~、だって~」

「だってじゃないわよ!

あんたも、あたしも、このままじゃ処分(殺)されるわよ?

なのに何であんたはそんなに能天気でいられるの!」

こういう性格なんだよ

今睨んで来たのは同じ部屋?の中にいる子

「あ、そうだ!」

ビクッ

「な、何よ!

いきなり大声出さないで!」

「あ、ごめん

ところで、君の名前は?

そういえばと思って」

「な、名前?

あ、ああいってなかったわね

あたしはスフォン

あんたは?」

「分かった、スフォンな!

えーと、私の名前はエスリ!

エスリって呼んでくれよ?」

「ん、エスリ、エスリね

多分このままだったら二人とも処分ね

ふふ、最後までよろしくね?」

スフォンが、笑った

「・・・」

「ん、どうしたのよ?」

「いや、可愛いなって思って」

「なっ!!」

あ、赤くなった

どうしたんだろう?

「どうした?

熱か?」

スフォンの頬に手を添えながら聞くと

「なっなんでもないわよ!」

と、手を叩かれた

痛い

どうしたんだろう?

首を捻っていると

「あ、あんたって……

あーもう!いいから、寝るわよ!」

「え?もう?」

「いいから、寝なさい!」

「お、おう

分かった

おやすみ、スフォン」

「おやすみ!」



☆☆☆☆☆



「スースー」

隣から定期的に寝息が聞こえてくる

「なんなのよ、あの子

急にか、可愛いとか言い出して」

ああもう!まだ顔が熱っぽいじゃない!

でも……

変な子だけど、悪い子じゃなさそうね

はぁ、あたしもさっさと寝よう

見てくださりありがとうございました

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