何気ない学校生活
登場人物一覧
棚上 凌…とこにでもいる平々凡々な男子高校生。勉強と顔だけは平均を下回る。本人曰く優しさだけは人1倍ある自信があるそう。好きな食べ物はみかん。
風見 海…レベルの高い頭脳とルックスを持ち、それを自覚しない性格をお持ちの男子高校生。唯一運動が苦手だが、女子にはそのギャップがいいとすごく人気のある少年。好きな動物は猫。
高木 唯…真っ白で透き通った肌に真っ黒の直毛を持ったすごく美しい女子高校生。昔、女子のイザコザに巻き込まれてから同性とつるむのを少し苦手としている。家に不思議な本を持つ。好きな動物は犬。
キィ…永時魔界の最後の住人、そして案内者。背中に小さな羽を持ち移動の時は基本飛んで移動する。訪問者が来ない限り一人ぼっちなとても可哀想な動物。語尾に「キィ」と付ける。
俺は棚上 凌。
何もかも普通の一般高校男子。顔と運動神経は並以下な、どこにでもいる普通の男子。
「なぁ凌、今日どこで昼飯食う?」
俺に話しかけているのは風見 海。こいつは成績優秀で顔もまあまあの持ち主。意外と運動が出来ないというギャップが女子に人気なやつだ。
そんな冴えない俺とこのモテ男がであったのは中学の時にこいつの家の猫が逃げた時に一緒に探したのがきっかけだった。初めはあまり仲良くなれないキャラだと思ってたのだが…話すと意外といいやつで高校まで俺が壊れるほど勉強してついて来たぐらいのやつだ。まぁ俺も海も元から特別友達が多いわけではなかったから、すぐに仲良くなって今にいたるわけだ。
「え?あ、んー…と…いつも通り裏庭でいいんじゃねえのか?」
うちの学校はとてもとても大きく、本庭と裏庭があり、本庭は、花や、おしゃれな椅子や傘みたいなもんまでついてる。女子の庭とも呼ばれている。裏庭は、本庭に比べて花がない。ベンチなどだから、あまり人も来ない。知らない人も多いらしい。
「よし、じゃあそこで食うか!」
「おう」
この日裏庭に行ったこと後々後悔するのは2人は知る由もなかった…