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不意に

作者: 太陽くる美

私は一体なんのために生まれてきて、なんのために今日を過ごしているのだろうか。

ふいに疑問に思った。

平凡な日常にはなにも感じられないし、この先に何か楽しいことがあるようにも一見して見えない。

ただただ、めんどくさい課題をこなしながらリスクを背負わないようにして生きている。

…これって意味あるのだろうか。

単純に遊びまわっていた頃を思い出す。あの時は楽しさを一番に考えていた。

考え込むことも無かった。

あの時は自分がまるで主人公だった。勇者だった。

今はなんだろう。そんな気力も夢も無い。



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