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レイスバース.現代ファンタジー編  作者: 弥生いつか
『菊の花に満たされて』

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プロローグ 菊の花

始まりましたレイスバース、今度こそ挫折せずにマイペースに完結させる事を目標とします


 私は菊の花が咲く花人だった。


 母さんは私の頭に咲く菊の花を綺麗だと、愛に満ちた花言葉の花なのだと教えてくれた。


 だけど周りの人達はそうは思わなかったようだ。


「頭に菊が咲くなんて縁起が悪い」


「母親が病気なのは娘の花が仏花だからだ」


 …と、ヒソヒソと小さく、だけど私に聞こえる様に言った。


 母さんも父さんも気にする事は無い。と言ってくれたけれど、母さんが褒めてくれる花を貶されて悲しかった。


 そして母さんが死んだ日に「やっぱり縁起が悪いから」と口を滑らす近所の人に父さんが切れて殴ろうとして、そんな騒動があった夜に私は決めた。


 私は自分の花を愛する人だけに、捧げる為に鋏を手に取った。


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