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ことたまのセカイ  作者: ななし
9/13

外伝

思い出すのは、憎しみの記憶。

世界が憎い。

特に人間が。

多分、自分自身も含めて。


自分の命が終わる瞬間まで、そんな感情に満ち溢れていた。


そうして俺は何故だか真っ白い世界に立っていた。


上から翼を生やした奴が降りてくる。


すました面構えの180cmくらいの奴だ。


「あんたは誰だ」


「私はあなたたちの世界でいうところの、神ーの一人、或いは一部です」


「あの世に連れていこうってか?それともここがあの世か?」


「いいえ。順を追って説明します。私の神としての役目は、転生を司ります。普通の場合、こうして直接あうことはしませんが、今回は例外です」


「例外?」



外伝2


「はい。寿命を達せずに死んでしまった人霊には、そのままの年齢で新たな生を与えます」


「ほう。で?何故俺の前に現れた」


「その場合、死者の希望も鑑みることになっているのですー記憶をなくした方がいいものにはそのようにします」


「成る程な」


「貴方はどのような第二の生を望みますか」


「そうだな、とにかく、記憶はそのままでいい。そして……人を仮借なく殺せる立場がいいな」


「そうですか。だいぶ狭まりますね……別世界で、魔王の座がありますが、どうします?」


「魔王か……悪くないな。いずれにせよ人を好きなだけ殺せるなら何でもいい」


「それではそのようにします。ご武運を」


てっきり止められるかと思ったが、俺のイメージする神と違うな。まぁ、どうでもいいが。

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