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ことたまのセカイ  作者: ななし
6/13

じょうかまち



24


取り敢えずガリシア国王に会わなくちゃね。


ここはガリシア王国が辺境の村、ポポロ。


村にはおじいさんおばあさんしかいなくて、農業で自給自足している村だ。


若い人たちはみんなガリシア城に働きに出たんだって。


わたしが向かうのもガリシア城。

ガリシア王国がガリシア城。城名もガリシア。


川を上流に向かっていくとあるんだってマリアが言ってた。


大きなお城が見え始めて。


やがて広い城下町に出た。



25


人が行ったり来たりしている。


露店が沢山ある。


すごーい。


まずは、宿に泊まろう。


宿屋さんに入るよ。



「一泊銀貨三枚です……」


「はい」


「二階へどうぞ……」


わぁ。二階がある!


荷物を置いてまた下に降りる。


「あの、何かあったんですか?」


ずいぶん暗い感じだ。


「一人娘が先日魔物にさらわれまして……」


「そんな……」



26


「旅のかた、この国ではしばしばあることなのです」


「なんで?魔物が人間を……」


「噂じゃ魔王がとって喰うためだとか。間違いないのは、さらわれた人は誰ひとり帰ってこないことで……」


「そう……」


慰める言葉が見つからないのでそのまま宿を出る。


とにかく王さまに会おう。


国では魔王を倒すことを何よりもの願いとしている。


そういう志願者には装備を整えるくらいのお金がおりるんだって。


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