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失敗と迷宮探索

アニメにドはまりしております。

「なあ、レフィー。」


転生した直後、俺は隣で冷や汗を流して目を合わせようとしないレフィーアに声をかけた。


「ん?なにぃ~?」


返事が返ってきたがどことなく声が震えている気がする。


「レフィーってさ、普通って言葉知ってる?」


「し、知ってるわよ?」


「ほぅ、じゃあさ、僕達が転生してきていきなり目の前にあった、このいかつい門は何?」


そう、転生して異世界に飛ばされてきた。それまではよかった。

でも、目の前に横幅は20メートルくらい、高さ30メートルくらいの、しかもめちゃくちゃ暗黒側っぽい門が目の前にある。


これはおかしい。こういうのって普通こうだいな草原スタートじゃなかったっけ。


俺はレフィーの目をじっと見つめている。

お、やっと目を合わせてきた。

さぁ、どう説明するんだろうか。


「てへっ、ちょっとミスっちゃった。」


「.....」

「.....」


数十秒くらい見つめあったな。

もういいだろ。



「おっかしいだろぉぉぉぉぉぉぉおお!」



~〜~〜〜~〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



少し落ち着いた俺は、この扉に入るかで悩んでいた。

入ってみてもいいんだが、何があるかもわからない。圧倒的なこの世界に関して圧倒的な情報量不足だ。


しかしもんから真っ直ぐ道ができていることを考えると人がいる場所はそんなに遠くないんであろう。


扉に入るか道を進んでいるかで迷っていると、レフィーが声をかけてきた。


「キョウヤー!ちょっとこっち来てー!」


声をかけてきたレフィーの方へ行くと、扉の前に建てられた看板?のようなものが見えてきた。


「どれどれ?あれ?まいったな、俺この文字読めないぞ。」


「私はなんてったって()女神様だから読めるよ!」


「ん?元?」


「うん。下界に降りると神族じゃなくなって、人族になるんだ。寿命もあるし、それで私は今同い年の17歳!」


「へぇー、そんなことがあるんだな。てか17で結婚できるのか?」


「うん!この世界の成人は15歳だから!」


「そうなのか、それならひとまず安心だな。」


「うん!」


「それよりも文字の読み書きだよなぁ...ん!いいのがあるじゃん!せっかくだしここでスキル創造やってみるか!」


「【スキル創造】全言語理解」


よしっ!できた!


どれどれ?どんな感じだ?


≪全言語理解≫


言語の読み書きができるようになると共に、一定以上の知性を持った魔獣と会話することが出来る。


おぉ!!大成功!なんかプラスアルファで能力がついてきた!これはちょっと嬉しい!


「よしっ!これで読めるようになったぞ!」


「かぁー!まったく、ほんと、スキル創造って凄いわね。」


おぉ!看板に書かれている文字が読めるようになってる!どれどれ?


―――――――――――――――――――――――――――


アングラウス迷宮


難易度:SSS級

階層:5階層

踏破褒賞:黒金貨1枚 王都貴族街一等地住居 叙勲は自由(子爵まで)


虚偽報告は犯罪奴隷


踏破すると踏破者の名前が迷宮門に出るので虚偽の報告はするべからず。


―――――――――――――――――――――――――――


「ねぇレフィー」


「なに?」


「黒金貨1枚って日本円で何円くらい?」


「確か1億円くらいだと思うよ」


「うおっ凄いな。でもなんかこれ褒賞がやけくそだよな。投げやりでやってるのかいい人材を取り入れたいのかわからないな。」


「確かにそうだね」


「どうする?」


「んー、お金もらえるし、いいんじゃない?それに修行と力の確認にもなるし!」


「んー、そうだな!行ってみるか!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


それで俺たちはさすがに丸腰で行くのは危ないということで、俺の創造魔法の練習も兼ねて少し準備をした。


俺の装備はこんな感じ。


[雷光疾風丸]


逸話級武器


攻撃力上昇×1.5倍

俊敏力上昇×2倍

不壊


光属性の魔法を付与すると更に10の攻撃力と俊敏力になる。


KATANAである。やっぱり使ってみたかった。

武神の力のおかげで使い方がわかるわわかるわ。

まあ名前は少なくとも効果に関しては絶大なものができた。

俺のステータスになると数値が上がるより割合で上がる方が効率がいいことに気付けたのが収穫かな。

当たり前なんだけどやっぱりそういう定石を作っておいた方がいざっていう時に役に立つしね。


装備は俊敏力上昇×2をつけた。


装備って言っても胴当てと小手くらいだからあんまり変わんないね。



レフィーは俺の武器の攻撃力を魔攻力にしただけかな。


そういえばやっとレフィーが自分のステータスを見せてくれた。


《名前》 レフィーア

種族:人族 性別 : 女 年齢 : 17

称号 : 剣聖 大魔術者 恭弥の妻 王を狩る者 賢神の卵


【レベル】:17025

【体力】 : 23000000

【魔力】 : 42000000

【筋力】 : 8700000

【俊敏力】:680000

【魔攻力】 : 380000

【魔防力】 : 420000


《スキル》

【魔道の知恵】

【先頭の知恵】

《覇気》Lv.10


普通にチートだった。

やっぱり超強かった。

っていうか賢神に触れた者ってなに?今度聞いてみよう。

ちなみになんで今頃見せてくれたのかと言うと、

「歳がバレるから」

って言ってた。

別に俺の【神眼】使えば見るのは簡単なんだけど、やっぱりなんか行けないなって感じで遠慮してた。


でもこれも人族になった影響で相当弱体化したらしい。神様パネェ



「よし、それじゃあ入るぞ。」


黒い大きな門に力を入れて開けた。

意外と軽かったけどこれはこの世界では重い方なんだろうか。


後ろで「やっぱりキョウヤはチートだね」

った言われていたが気にしない。


入って少し歩いたところで気になったことを質問してみよう。


「なぁ、そういえばなんで5階層までってわかるんだ?」


「あれ?さっき見なかったっけ、門の横にパネルみたいのがあったでしょ?あそこに迷宮の階層と最初に踏破した人の名前が出るんだよ。」


「ふぅーん、そうなんだ。でもなんで5階層しかないのにSSSランクになってるの?さっきから索敵してるけどそんな強い反応はないけど?」


「え?嘘!?もう索敵してるの?ポケーっとしてると思ったらそんなことしてたんだ。でもここの迷宮は一体一体が普通の迷宮のボスクラスに強いんだよ?わかってる?」


「最初の方バカしてるの?でもこの程度が迷宮のボスなんだ。あれ?...おっ!1番下の方になんか強そうな気配がある!あれ?でもこれおかしいぞ....?」


「ん?どうしたの?」


「この迷宮、6階層まであるけど?」




貨幣


銭貨1枚=1円


銭貨10枚=銅貨1枚(10円)

銅貨10枚=大銅貨1枚(100円)

大銅貨10枚=銀貨1枚(1000円)

銀貨10枚=金貨1枚(10000円)

金貨10枚=白金貨1枚(100000円)

白金貨10枚=光金貨1枚(1000000円)

光金貨100枚=黒金貨1枚(100000000円)

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