1-b トラック・パニック
【SIDE:咲波春馬】
「お、久々だな。この封筒も」
確認した郵便受けから取り出した真っ白な封筒を見て俺は呟いた。
というのも最近は異世界から人が来たり獣愚が来たりと色々あったために異世界転送業は休業だったのだ。元々少ない仕事が休業になってより一層暇していた所だ。
あまり後味の良い仕事内容ではないがそれでもやる他ない。
俺は封筒を持ったまま部屋に戻った。そこでは相変わらずフィーユがだらけている。
「フィーユ、ちょっと……あれだ、散歩してくる」
「お散歩なら私もついていきましょう」
「いやあ、いいよ。一人でぼけっと歩きたい気分」
「ああ、私もたまにそういう時ありますよ! それなら私はここでぼけっとしてますね」
そうして俺は玄関をくぐり、部屋を後にした。
人のいない適当な所でそっと目を閉じる。この感覚も久々だ。しばらくすると体が軽く浮くような感覚を覚えて目を開いた。そこには相変わらず方向感覚を失いそうなサイケデリックに包まれた空間が広がっていた。最初は全く落ち着かない場所だったが、今ではある種の安心感を覚えれるようになった。
「……あれ? お馴染みの変な家具とか置物とかが無いな」
いつもなら最新家具やら謎のオジサンの銅像やらが乱立しているのだが何故か今回は殺風景だ。
しかし、辺りを見回してみると一箇所だけ何か置かれているようだった。
……ベッド? 病院に置かれている様な、真っ白いベッドだ……。
俺は駆け足にベッドに近づいていく。そこに横たわっていたのは顔を真っ赤に染めたマンダーレだった。頭に氷水の入った袋を乗っけて体温計を口に咥えている。
「マンダーレ? どうしたんだ」
「その声……は……だあれ……あ、食べたら美味しそうカモ……」
「うわ! ちょ来るな! そして食うな!! 落ち着け、俺だ、春馬だよ!!」
襲いかかって来たマンダーレはピタリと動きを止め、しばらくぼーっと俺の顔を見た。
「おーおー、春馬くん。久しぶり……ふ、ふ、ふりゅえんくしょい!! ……うぅー」
「どんなくしゃみだよ。その感じだと、まさか風邪か?」
「うーん、そうなんだよぅ。風邪ひいちゃって……コホ」
虚ろな目でマンダーレは言った。焦点が定まらずにぐるぐるしている。絶妙に目があってない。
「神でも風邪って引くの?」
「さあ。でも引いちゃったからには、引くんじゃないかな? は、はるんくしぇい!! ……あぁー」
「わ、分かった、とりあえずマスクしてくれ、マスク」
神には神の風邪がきっとあるのだろう。とにかく、そんな物を移されたら多分無事では済まない。見ただけでも顔は真っ赤で、足取りもおぼつかないし、言動がもう普通じゃないし、絶対ヤバイ。
「で、久々に転送業があるから呼んだんだよな?」
「うん……転移者はこの人……ケホ」
手元に現れた紙に転移者の事が書いてあった。
今回の転移者の名前は「際原介ハ儀」とあった。相変わらず身内はいないようだ。
時間も場所もいつものように指定されている。時間は午後十時半、場所は町内でここからあまり離れていなかった。場合によっては結構遠くまで行かされる事があるのでよかった。
「こう言っちゃなんだけど、ヘンな名前だな」
「まあしょっちゅう意味もなく外をウロウロしてはため息をついてるようなヘンな人だしね」
そう言うとマンダーレはずずーと鼻をすすった。
「鼻すするのあんまり良くないぞ……てか今日は妙に転移者に辛辣だな」
「えー、そうでもないよ」
「ま、いいか。薬とかちゃんと飲めよ。終わったらすぐ戻る」
「ああ、待って待って」
マンダーレはむくりと起き上がり俺の服の袖を摘んで俺を見上げた。近くにいるだけでも凄まじい熱気が伝わってきて蒸し暑い。
「私、この通りだからさ……はあ、いつもの運命操作が上手くいかないかもしれないから、ふえ、ふえぇいくそぉい!! ……うー。あと薬はヤダ」
「わ、分かった。今回は俺もちゃんと気をつけるよ。じゃ、静かに寝てるんだぞ。あと薬は飲め」
そして俺は目を閉じた。
「あっ、ちょっ、待っ」
体が浮く感覚と共に戻ってくる。
散歩にしては帰るのが早すぎるかもしれないので実際にそこらを散歩してから家に戻った。
それから時間になるまではひたすらだらけていた。時間の十時半頃になるとフィーユには適当な理由をつけて俺はトラックで指定された場所へ向かった。
運命操作がうまくいかないかも、か……。
普段は俺が一度世界の理から外れた身という事を利用して俺を通した本線の運命操作を行う事でこの仕事中、誰かに目撃されたり、想定外の事態で失敗したりといった事は起こらないようにされている。まあ、フィーユの場合はそれでも例外だったが。
そしてそれが無い、という事は誰かに見られるかもしれないし、何かの理由での失敗もある……ということだ。あくまでも可能性の話だが、もしそんな事になれば大問題になってしまう。今回はしっかりと注意を払わねばならない。
こんな事は初めてだ。そう思うと緊張してくる。
「あ、あれか」
暗い道の奥に人影、あれが今回の転移者、際原助ハ儀だ。ジャージ姿で変に背中を丸めてトボトボと歩いている。あれは一体なにしてんだろう。
いつもならここでアクセルを踏んでスーっと行って終わりでいいのだが、そう言うわけにもいかないので辺りを念入りに何度も見回す。
誰も居ない……か?
よしと頷いたところに歩道の端で小さな男の子が街頭の下で親指を上に立てた手を思いっきりぶんぶん振り回していた。あれは、もしや、ヒッチハイクか?
仕方なく止まって窓を開いて男の子に話し掛けてみる。
「こんな時間に、どうしたの」
「あの、ぼく迷子になっちゃってさ……おじさん、車にちょっとだけ乗せて」
「おじ……! ま、まあいいけど。大通りまで出ればここがどこか分かるんじゃないか」
「ありがとう! おじさん」
「…………会ったのが悪い人じゃなくてよかったな」
おじさん呼びは少々応えたが、人がいてはどちらにせよ仕事ができないので送ってあげることにした。
大通りに出ると知っている光景だったらしく、男の子に案内させて家まで送ってやった。もう迷子になるなよと言うとおじさんバイバイと言われた。わざとやってるとしか俺には思えなかった。
それにしても、このご時世にヒッチハイクなんて珍しいにも程があると思うのだが……。
幸い、先程転移者が居たあの通りから距離は離れておらずもう一度通りに戻る。
「やっぱ、いなくなってるかあ」
どことなく景気の悪そうな雰囲気を醸し出していたあの転移者は男の子を送っている間にどこかへ行ってしまったようだ。
とりあえず通りを進むと途中にコンビニがあり、運よく際原はそこに居た。
柵に腰掛けて黒い背景に黄色の波線の模様が入ったパッケージの缶コーヒーをのんでいた。あれは「ミックスコーヒー」だ。コーヒーを名乗るのはどうかと思うカフェオレ等とは比較にならない絶大的な甘さを誇るコーヒーだ。
実は、俺もあのコーヒーは愛飲と言う程でもないが、よく飲む。全くもって、一切苦くないのが逆にいいと思う。なら普通のジュースを飲んでろと言われたら言葉もない。
まさかコンビニにの前で轢く訳にもいかず、道の端にトラックを寄せて際原が動くのを待つことにした。
……十分後。
なんであの量に十分以上かかってるんだよ! ちびちび飲み過ぎだって!!
と、思わず叫びそうになっていた所、結局、飲み終わらなかったようでそのまま缶を片手に歩き出した。
「なんだよもう」
そのまま少し待って際原と距離をとると俺も走り出そうとする。その時
「う、うわああ!!」
俺は運転席で腰を抜かしそうになった。前方、フロントガラスの上に何故か大き目の魚が一匹降ってきたのだ。
……よく見ると、シャケだ。
しばらく理解が追いつかず固まりながら妙に活き活きとフロントガラスの上で跳ねるシャケを無言で見ていた。
「す、すみませえん!!」
すると横から主婦っぽい人がすっ飛んできてシャケを手早く回収した。俺は呆然とし目を丸くしたまま窓を開く。
「ごめんなさい、このシャケやたらと活きがよくて……!」
「は、はあ。シャケの活きがねえ」
「あの、フロントガラス、お拭きしましょうか。あ、いや、洗車代……」
「いや、いいよ別に、うん」
「でも……」
「拭くだけだし、シャケくらいはね」
「そ、そうですか……? で、ではこれで。あの、本当に申し訳ありませんでした!!」
そして、その主婦はこれまた素早く去って行った。実際シャケくらいはね、ってのは意味が分からない、我ながら。
冷静に考えて、ヒッチハイクはまだ分かる。だが、シャケはどう考えてもおかしい!
まさか、まさかとは思うがさっきのヒッチハイクといい今回のシャケといい、マンダーレの言っていた運命操作がうまくいかないかもとはこういう事なのか、いや、あんなの常識的に考えてあり得ないし風邪を引いたマンダーレの運命操作の弊害に違いない。
「……しまった。また見失った」
あのシャケのせいでまた際原を見失ってしまった。 多分この道をまた進んだのだろう。というか、際原のヤツ、何処に向かってるんだ?
また進んでいくと公園があった。見ると園内から橙色を帯びた光が漏れている。際原かもしれないのでトラックを駐めて公園に入る。ただ、ただの好奇心という意味合いのほうが強い。
「これは……こんな所で焚き火か? それにあれは……な、ナスタッドじゃないか!」
焚き火の光を受けてぼんやりと照らされていたのはナスタッドだ。
そういえば、ナスタッドは野宿なんだったっけ。
「おお、春馬殿。こんな時間にこんな場所、なにか用が?」
「い、いやそれより何やってんだ」
「これから寝る所だったのだ」
そう言うとナスタッドは背後にそびえるダンボールの塊を指差した。妙な形をしていて大きさは人一人分くらいだろうか。とてもマトモな見た目ではないが。
「あのダンボールは寝床か?」
「どちらかと言えば、家だ」
「……その焚き火は」
「野宿に火は欠かせない要素だ。これが無くては始まらないぞ。この世界も、夜となると冷える」
「まあ、通報だけはされないようにな。……ちなみに、人を探してるんだけど変に背中が丸まってて陰気なオーラを放つ男を見てない?」
「ふむ……恐らく見たと思う。いかんせん情報がざっくりとし過ぎで自信はないが、ついさっきにあっちの方に歩いて行ったはずだ」
指差した方にはさっきまでと同じような暗めの道があった。
「何かあるなら私も手伝うが?」
「あ、いや気持ちだけで十分だ。ホント、大丈夫」
「そ、そうか」
ついてこられては仕事が出来ないので急ぎ気味でさっと公園を出てトラックに乗り込んだ。
それからしばらくナスタッドに言われた方へ走っていると坂道の辺りで声が聞こえてきた。相変わらず人影はほぼないが、誰かいるらしい。
「待てっ! りんご! こらあぁ!!」
今度は、無視しよう……。
そうは思いつつもついその声の方を確認する。そこには袋を抱えて猛ダッシュする見覚えのある影がいた。……数個のりんごを頑張って追っかけている。
影の正体に気づいた俺は思わずため息を漏らした。道路の脇にトラックを寄せ、窓を開けて影に声をかける。
「イキシアは、なにやってんの!」
そのりんごを追う影はイキシアだった。騎士コンビ両方に遭遇したようだ。
「うわぁっ! ……なんだ、春馬……か。今大変なんだ! りんご……。だから後にしてくれ!」
「よくわからないけど、りんごを拾えばいいんだな」
意味不明な状況なのは早い所受け入れた方がいいと判断した俺はりんごを追う訳についてはノータッチのままトラックを降りてうまいことりんごをイキシアと一緒に全部拾い上げた。
拾ったりんごをイキシアに返す。
「どうしてそうなったの」
「い、いや。買い出しをした帰りに道でつまづいて……何故か買ったりんごが止まらないんだ! アクロバティックな動きで私を翻弄してここ数十分はずっと追いかけていた」
「す、数十分……」
「うーん、拾って貰っておいてなんだが、このりんごは食べれそうにないなぁ」
イキシアが拾ったりんごを見ながら言った。確かに所々で潰れているし酷く汚れている。
それにしてもイキシアは珍しくとても萎れたような顔をしていた
「もしかしてりんごが好きなのか?」
「おお、おぉ……うん! よくぞ聞いてくれたな! 何を隠そうりんごは私の大好物でこのしつこくないちょうどの良い甘さとあのしゃりしゃりした…………」
………。
…………。
………………。
それから、俺の話などは聞かずにもう嫌になるほど熱っぽくりんごについて語りだした。どうやら変なスイッチを入れてしまったらしく、しばらくこの語りは終わらなかった。
これも、あの運命操作のせい、なのだろうか。もしそうならいい迷惑だ。
「はっ! いけない、随分話してしまった。まだ言いたい事はあったが流石にもう夜だからな。春馬、済まなかった。続きはまたの機会にな」
「うう……」
上機嫌なイキシアを前に俺はりんごの恐ろしさを知った。イキシアの前でりんごの話をするときは暇なときだけにしておいたほうが賢明だ。今が夜で良かった。
「あ、そうだ。あのさ、猫背風の背中でかつダークな雰囲気を醸してる男を見なかったか?」
「うーん、私が話している時に一人側を通りかかったけどその人かな。雰囲気はそんな感じの人だった」
「多分それだ! 何処に行ったか分かる?」
「ああ、そこの道を進んで行ったと記憶してるぞ」
「分かった、ありがとう。じゃあな!」
一応有力情報が得られたのでトラックに乗り込む。この側を通ったんたならしっかり周りを見ておくんだった。
進もうかと思った時、イキシアが窓ガラスをコンコンと叩いた。
「どうした?」
「これ、お礼とお詫びのりんごだ。落としたやつじゃないぞ」
そう言ってイキシアはりんごをいくつか差し出した。俺はそれを受け取り礼を言うとアクセルを踏んだ。妙に上機嫌のイキシアが手を振っていたのでミラー越しに振り返しておいた。
曲がった道を進んでいくとまた公園が見えた。
「あれ、さっきと逆の方にいるから……この辺りをぐるっと一周してさっきの公園に戻ってきたのか」
結局、際原も見失って振り出しだと思うと俺はため息を漏らした。
すると、無意味に走らせても仕方ないので公園側に車体を寄せて一旦トラックを止めた。ここに止める分には邪魔にならない。
トラックの前には空き缶が転がっていて、何となく哀愁を感じた。
「はあ……ん?」
再び俺がため息をついていると突然トラックの前にボールが転がってきた。サッカーボール、だろうか。
すると目の端からボールを追うようにして人影が飛び出してきた。
俺は思わず立ち上がりそうになった。
……ぎ、際原だ!
ボールを追って公園から飛び出してきたのは際原だったのだ。なぜこんな所に。遊んでたのか、ボールで!? この時間に!?
「のわぁあ〜」
驚きの余り動けずにいると突然、際原の随分と情けない声が上がった。そして際原は盛大に宙に舞い上がりを一回転した……と思っていると、瞬間にフッとその姿が忽然と、跡形もなく消えた。
「な、なな、今何が起こった?」
トラックを降りて無理やり心を落ち着かせ確認すると大体予想がついた。
「ミ、ミックスコーヒーの空き缶……」
そこには先程の空き缶が潰れて残されていた。
あの情けない声と宙の回転はこの空き缶を踏んだせいだったのだ。
きっと、俺の見てない時にポイ捨てでもしたのだろう。そしてボールを追っていて暗がりの中のこの空き缶に気づかなかった。
そして、空き缶を踏んで盛大に転けると……そう、このトラックの方向に倒れ込んできた。だから、転移者だった際原はそのまま異世界へ行った……。
「すごい偶然だな、これ」
辺りを見回しても人影は無い。色々と納得がいかないが、何とか成功らしい。無事に転移者を異世界に送れた。これはこれで運命操作の影響なのだろうか。
何かと言いたい事はあったがそれを飲み込んでさっさと帰宅した。
部屋ではフィーユがあり得ない姿勢で爆睡していた。
「どうしたらその姿勢になるんだっつうの……ってか、マンダーレのやつ大丈夫かな」
早い所寝ようかと思っていたが、それを思い出して報告も兼ねて見舞いに行くことにした。
「……このりんご、もってくか」
風邪にはりんごが良いと聞く。向こうに台所はないので適当にりんごを切ってからマンダーレの元に向かって目を閉じた。神にりんごって効くのか?
目を開くとお馴染みのサイケデリックが広がっている。
「マンダーレ、元気、じゃなさそうだなあ」
「春馬く……来たんだ……ふ、ふぅえっぷくしゅい!! ……ぬー」
相変わらずマンダーレは顔を文字通りに真っ赤に染め上げて目をぐるぐるさせていた。
「何とか転移者、送れたよ」
「なら……よかっ……はふ……」
「ホント大丈夫かよ。お見舞いにりんごを持ってきたけど、食べるか」
「おお、本線のりんご……」
世界線は関係ないと思う、とはわざわざ口に出さなかった。
「うー、ん、じゃあ……ちょっと、食べさせてよ。ね」
「え、ええっ……い、いやあ、まあ構わないけど」
確かに、前に来たよりも酷くなっていそうに見える。別に食べさせてやったって罰はあたるまい。
「ほら」
「あー……んっと。……えへへ、美味だねこれ、は」
「なんだその言い回し」
爪楊枝で食べさせてやるとマンダーレはゆっくりと微笑むようにした。妙に嬉しそうだ。
「じゃあ、残りは……食べとくよ」
「もういいのか?」
「だいじょぶ、だいじょうぶ……ゴゥっホ」
ホントか?
「分かったよ。それじゃあ俺は戻るから早く治してな。明日またすぐ来るよ」
「うーん、またね。春馬くん」
「……ああ」
マンダーレはそう言って顔を真っ赤に染めたまま無邪気に笑っていた。
俺には辛そうなマンダーレを残して帰るのは忍びなかったが、背中に奇抜なくしゃみの音を受けながら仕方なく帰ったのだった。
それから俺は軽くシャワーを浴びて流れるように床につき死んだように、寝た。
翌日。
まずマンダーレの元へ行くと風邪は全快していた。寧ろ今までより元気さが増している。マンダーレはこの回復スピードはあのりんごが効いたに違いないよと嬉しそうにぴょんぴょん跳ね回りながら言っていた。
その後、しばらくの間マンダーレにりんごブームが訪れたのだった。
でもあんなにもひどい病状だったのに恐るべき回復力だと思う。やっぱりりんごが効いたのか?
――因みにこれはまた後になって聞いた話だが、神であるマンダーレが引いたあの風邪は人間の引くような普通の風邪ではなく、りんごとかそういう類のモノは一切効果が無いという事だった。




