第82話 大人幼女
明けましておめでとうございます。
ブクマ評価よろしくお願いします。
年の変わり目のときは唐揚げにタレをつけてました。
メインディッシュにあたってスズネをベッドに下ろしておく。すでに体をビクビクさせていたがきっと拭かれてスッキリしているのだろう。うつ伏せになっているところで尻尾の付け根を軽く握る。
「あ、んんっ!」
付け根から先っぽに軽く握りながら拭いていく。それを酒のベタベタした感じがなくなるまで何回もし続ける。その度にスズネは体をビクビクさせて喘いでいた。
ベタベタ感が無くなったので乾いたタオルで拭いてから風魔法で乾かす。これでスズネに言われたことは終わった。しかしこれでやめる気はない。
あぐらをかいて座り、その上に尻尾を股に挟ませた状態で座らせる。スズネは尻尾を拭いたおかげで抵抗をできていない。
「そ、そうたぁ?」
「…!」
スズネはこの状況に抵抗しようとしていたが、力が入らないようで尻尾を股に挟んで尻尾を抱えていた。
まずは耳からだな。やっぱりこの耳もふもふするのいいな。癒される。次は尻尾だな。
「ふにゃあ…そこは気持ちいい…あっ!?そこはだめだってそうたぁっあっあっあふっ」
スズネが抱えてる隙間に手を入れて尻尾をもふる。それによってスズネは大きな声を出しそうになっていたので、口を押さえる。口からはよだれが垂れていたが、前回したときもそんな感じだったので気にしない。
「んん~!んっんっんんっんっんっん~」
尻尾をもふり続けるとやっぱり心が安らぐ。それにしてもなんていい毛並みなんだ。毎日もふりたいぐらいだ。
一体どれぐらいもふり続けたかわからないけど、スズネを離したときにはスズネが虫の息だった。息も荒いし体もずっと痙攣したようにビクビクしてる。どうやらやり過ぎたみたいだった。
この状態で放置していくのは無責任な気がするのでまずは口回りのよだれを拭いておく。太ももあたりは濡れていたので優しく刺激を与えないように拭いた。すると震える手で腕を掴まれた。
「…!?」
スズネは頭だけ振り返ってから上目遣いで見つめてきた。その顔は真っ赤で触れてるからだはとても熱い。目はうるうるしていてとても可愛い。
「そうたぁ…からだが熱いのぉ…ここ触って?」
そこは今まさに拭いてるところの近くだった。タオルごしに触っていたら「ちょくせつ!」と言われてタオルを投げ捨てられた。
言われるがままにスズネの要求を答え続けて僕は大人の階段を登っていった。もふりからかけ離れたものになってしまい、スズネとその日の夜遅くまでつきあった。そして疲れはてた僕達は寄り添って眠りについた。
次の日、目が覚めると隣には夜のまま生まれたての姿のままだった。そしてそれは僕も同じことがいえる。もぞもぞしながら隣のスズネが目を覚ました。この状況が理解できずに軽蔑されるかもしれないと思っていたが、スズネは僕のことを見つけると、優しくキスをしてくれた。
「おはよう、ソウタ」
「お、おはよう。昨日のこと覚えてる?」
勇気を振り絞って言った言葉にスズネは微笑んで答えてくれた。本当は拭き終わったときには酔いが完全に覚めていたが、その後の行動は本心から望んでしていたことなので気にしてないとのことだ。スズネは昨日のお返しとばかり朝の生理現象を処理された。
「今日はこのまま昨日の続きする?」
スズネにそんなことを言われたがお腹すいたことに気がついてそういえば昨日結局ご飯を食べていないことを気付いた。アッシュやシエスタがお腹を空かせていることを伝えたら、すでにスズネは甘えるように僕の上に跨がっていた。
そのことを伝えるとちょっと悲しそうにしていたが、ご飯をお預けされているシエスタとアッシュがかわいそうなので、体の汗や匂いを【流体操作】で散らして支度をした。
シエスタとアッシュのところに行くと、シエスタにめちゃくちゃ怒られた。その上スズネとやっていたことがバレていた。念話で実況されて寝るに寝られずもやもやしたことの迷惑料としてハチミツを要求されたので沢山あげたら許してくれた。アッシュにはレイさんに密かに分けてもらった竜肉を差し上げて許してもらった。
これ?消されないよね?