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流されたものの行方  作者: 『食べられません』を食べた人
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第7話 ゴブリン村の探索

 危険が少なくなったゴブリン村の探索を始めた。


 ゴブリンの死体を漁り、魔石を回収した。ゴブリンの上位種の魔石はゴブリンの魔石よりも一回り大きかった。


 手に持ちきれないゴブリンの魔石は荷物になるので、近くの木の下に穴を掘り、そこに埋めておいた。目印として木に自分の名前を掘っておいた。


 ゴブリン村には家が10軒ほど並んでいた。ゴブリンの頭の悪さからしてこんな家は建てられない。きっと昔に人が住んでいたところを襲って住んでるのか、いなくなって元々あったところに住み着いたかのどちらかだろう。


 最初に入った家には動物やら魔物の骨らしきものがたくさんあった。次に入った家は机や椅子が置いてあるものの、食い散らかされた肉やごみが落ちているぐらいしかなかった。


 だいたい見回ったが、あったものは動物や魔物の死骸と壊れた食器やら家具やら破れた布ぐらいしかなかった。最後に一番立派な家に入ってみた。リビングらしきところは先程の家と同じく散らかっていた。


 村長の部屋らしき部屋は古びた本が沢山置いてあったが、どれも古い本らしくほとんどの本は読めそうになかった。本にはどれも見覚えのない字があるが、自然と読めた。前世でこんな字は見たことがなかった。不思議に思ったので、ステータスを確認することにした。


 「ステータス!」



名前:山根 草太

種族:人族

年齢:17

性別:男

Lv:20

HP:87/110(+40)

MP:145/240(+80)

攻撃力:100(+42)

防御力:115(+40)

敏捷:110(+43)

知力:200(+80)

精神力:142(+50)

魔力:221(+80)


ユニークスキル

【流体操作】Lv3


アクティブスキル

【武術】Lv1【料理】Lv2

【風魔法】Lv3【水魔法】Lv3【火魔法】Lv1


パッシブスキル

【環境適応】Lv4【気配遮断】Lv3【苦痛耐性】Lv2【異臭耐性】Lv4

【逃走】Lv1【忍び足】Lv3【魔力感知】Lv2


称号

【昼寝を愛す者】【昼寝の達人】【流された者】【異世界転生者】【ゴブリンスレイヤー】


 能力値が軒並み上がって、スキルレベルが上がっていた。【異臭耐性】と【苦痛耐性】が上がっている。悪臭の導きおそるべし。ゴブリンの臭いすら凌駕するとは…


 パッシブスキルと称号の詳細を見る。



パッシブスキル

【環境適応】Lv4

 自然環境が悪くともそれに適応し、快適になるように身体を変化させる。


【気配遮断】Lv3

 気配を探知しにくくなる。


【苦痛耐性】Lv2

 多少の痛みに耐えることができる。


【異臭耐性】Lv4

 ゴブリン級の臭いが平気になる。


【逃走】Lv1

 逃げやすい。


【忍び足】Lv1

 足音を小さくする。


【魔力感知】Lv2

 Lv1:自分の魔力の流れを感じられる。

 Lv2:自分から滲み出た魔力を感じられる。


称号

【昼寝を愛する者】

 日光を浴びて寝ている間のHP,MPの回復力が5%あがる。


【昼寝の達人】

 日光を浴びて寝ている間1時間毎HP,MPが10%回復する。


【流された者】

 流れに関するスキルと魔法の使用時と組み合わせた場合のMPが半減する。


【異世界転生者】

 異世界の言語を理解でき、話せて、書ける。成長能力値up。スキルを覚えやすくなる。


【ゴブリンスレイヤー】

 ゴブリン系に恐れられ、ゴブリン系への攻撃力が20%上がる。



 パッシブスキルは見たまんまの効果だった。称号の効果がすさまじい。転生者特典で理解できるのか。昼寝するたびに回復できるとか、これを理由に昼寝できそうだ。発動速度が遅くなるが、魔法と【流体操作】は一緒に使った方が良さそうだ。


 読めそうな本があった。それだけはなぜか異様に豪華なデザインがされていた。読んでみると、『村長のカシワはサカリ村の男達と恋仲であり、この村には男しかいない、村長のハーレムだった。うほっ!今日もいい天気だな!これは野外で…』読むのをやめよう。なんだこの本は。


 この村はきっと腐海かなにかなのだろうか。滅んでいてよかった。この村に着いた瞬間に歓迎されて新しい世界にまた転生するところだった。


 まだここのことをよくわかってないのに、最初この村に来ていたらここが標準の村だと思っていたかもしれない。他になにかないのか?この世界の地図とか歴史とかさ!


 他の本も村長の日記だった。なんなんだよ!もっとマシな本置いとけよ!村長の家だろ!日記だけみて村が成り立たねぇだろ!畑とか商売したら名簿つけるだろ!なんで毎日、日記かいてんだよ!仕事しろ村長!


 とりあえず村長の部屋にあったものはろくなものがなかった。一応ベッドがあったので、布団をどかして木枠の上に寝ることにした。あの本を見た後に使う気にならなかった。


感想や誤字の指摘などありましたら、よろしくお願いします。スキルや称号などの説明については出来る限り話の最中に記したいと思います。

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