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流されたものの行方  作者: 『食べられません』を食べた人
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第56話 猪人族の思惑

 大きな猪達を回収してからシエスタに魔石を食べさせた。シエスタの力も強くなった。


 「なかなか倒してるじゃねぇか。結構レベルあがったんじゃねぇか?」


 「そうですね。あとで確認してみます。それよりもこの猪ってなんて名前なんですか?」


 「猪人族っていう亜人だが、魔物に分類されている。オークがなんらかの影響で進化したものなんだが、通常のやつでさえオークジェネラルの強さを持っている。だから大体Bランクの力を持っている。ソウタみたいにえげつない倒し方じゃなかったら苦戦してただろうな」


 客観的にみたらやっぱりえげつないのか。もし血の針が鈍器だったら股間を強打することになる。まぁ針の時点でもっとひどいことになるが、これでも僕は一生懸命頑張ってるんだ。それにしても亜人か。もしかしたらしゃべるやつも出てくるのかな?


 「亜人ってもしかして喋ったりしますか?」


 「あぁ、まぁ亜人だけじゃないぞ。喋るのはだいたいAランクを越えた魔物だな。亜人は比較的喋るやつが多い。竜なんかも喋るな。あとは精霊やら悪魔やらが流暢に喋るぞ」


 いっぱいいるんだな。竜に精霊に悪魔か、見たことないな。まだゴブリンと豚と猪とスライムしか見たことがない。他に魔物が棲息してるかも謎だ。


 「ここらへんにはゴブリンと豚しかいないんですか?」


 「まぁそいつらは特に多いからな。まぁいずれ会うだろ。いないことはないが、少ないな。ゴブリンやオークがいるところは餌として食べられてるから骨の状態でなら見られるぞ、それとか」


 ギルド長が指した先には大量の骨が落ちてた。僕には骨格からその動物がなにか知る特技とかないんですけど、骨みても興奮もしないですし、できれば生きてる姿が見たいんだけど。


 「家の中も武器があるかもしれませんし、少し探索しましょ」


 「そうだな。またオークに拾われて戦力強化されても困るしな」


 ということで集落内を探索した。斧や剣、盾が大量に出てきた。戦争でも始めるのかというぐらい出てきた。全部回収してやった。魔石だけが大量に置いてあったのでそれも回収した。なぜ溜め込んでたのだろうか。


 「ギルド長、なんだかおかしくないですか?」


 「そうだな。これはどう考えてもおかしい。通常魔石は上位者に献上してすぐに食べる。だが、ここの上位者は見た中では俺が倒したAランクの猪王だ、それよりも上位だとするとSランクの黒猪王か、白猪女王だな。そいつらは種族の中で1対しか存在しないユニーク種だ。この現状からみて、そいつらがいる可能性が高い」


 Sランクか。僕には勝てるかわからない存在だな。ギルド長はなにかを考えていたが、そいつらを探して倒すことになりそうだ。とりあえず戦闘をしたため、休憩することにした。十分に休憩したのでさらに奥地に向かうことにした。


 「あれって猪人族じゃないですか?見回りでもしてるんですかね?」


 「だな。結構近いかもしれんな。見つけ次第狩っていくぞ」


 ギルド長はこちらを向いていた猪人族にファイアボールを打ち込んだ。それによって焼きつくされた。仲間の死に気付いてこちらに向かってきたところをギルド長は剣で首を狩った。


 「ソウタは右方向に進んでくれ、俺は左方向に向かう。勝てない相手がいたら逃げるんだぞ」


 「はいっ!」


 ギルド長は一瞬でいなくなったので、僕はゆっくりいくことにした。気配探知して、視界におさまるところまで近づく。シエスタに液体化してもらい、猪人族が10匹いるところに飛ばす。それから10匹の首を順に狩っていく。そいつらを回収していったら、大量に手に入れた魔石をシエスタに与えた。魔石についてはシエスタにあげていいとギルド長から許可はもらっている。


 シエスタは遠慮なしに次々に取り込んでいった。数は100個を越えている。すべて取り込むと進化が始まった。

オークC、オーク+職業Bに近いC、オークジェネラルB、オークキングA、猪人族B、猪人族+職業Aに近いB、猪王A、黒猪人族A、黒猪人族+職業Sに近いA、黒猪王S、白猪女王S。

オーク+職業→オークナイト・オークセイバー、オークマジシャン、オークヒーラーなど。

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